元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第245回
保存用の肉や熱い食事にご用心!

ガンのリスクを高める食生活の要因は、
「過体重、肥満、アルコール癖、アフラトキシン(カビ毒)、
塩、塩漬けの魚」
「保存用の肉、塩漬け食品、塩、非常に熱い飲料と料理」
おそらく確実なガン予防となるものが、
「野菜と果物である」と分析した、
2003年3月にWHOが発表した
「ガンと食事」に対する警告レポートの続きです。

患者や家族が読めば思い当たることが
たくさんあるのではないでしょうか?
もちろん、この報告書には、
僕の実践しているマクロビオティック食養生法のように、
食体系的に「食事とガン」の因果関係、
また具体的な食事の献立や改善処方法が
示されているわけではありませんが、
日本ではなかなか報道されない画期的な内容ですから、
ぜひ皆さんもファイルして、
養生の参考に役立てて見てください。

僕の気づいた範囲の中ですが、
最近のメディアでいち早く、
この資料に触れていたのは、
「PHPほんとうの時代」(5月号)の
東北大学医学部助教授・坪野吉考さんだけでした。
日本の医療現場は本当に不勉強なのか、
患者の命全体に対する
研究と改革が“鈍感”に思えてなりません。
「抗ガン剤を入れろ」「抗生物質を飲め」といった
古びたマニュアル医学と
「βカロチンを摂れ」「ビタミンを入れろ」といった
一品推奨の栄養学の領域から脱することができない、
医師や栄養士、さらに医療管轄の役人、
さらにマスメディアは、
もっとこうした地球全体や
自然生成、自然共存の視野からの
警告レポートも素直に勉強し、
現場の医療、さらに医療システム改革に
具体化していくべきだと思います。


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2003年4月29日(火)

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