元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第268回
「唾液」は歯磨粉より強し

玄米菜食でみずからの子宮内膜症を治し、
歯の病気にそれを応用している女性歯医者さんの
びっくりするような講演の続きです。

「ある歯周炎で張れ上がった、
20代の男性は1日に缶コーヒー7本、
コーラをペットボトル3本飲んでいました」
「哺乳ビンにリポビタンDを入れて
こどもに飲ませていた母親もいました」

いまや自動販売機が駅前ばかりか、
学校にも病院にも設置される時代ですから、
化学合成された甘味飲料水の摂り過ぎが、
とくに若い世代の歯をぐらぐらにしているというわけです。
あなたやお子さんに思い当たることはないでしょうか?
というわけで、この歯科医者さんは、
歯は噛むためにあるものという本来の働きを教え、
パンやうどんのような粉食ではなく、
玄米を何十回も噛む生活を勧めています。

大抵は1、2週間で見る見る改善されるそうですが、
歯磨きも歯磨き粉は使わずに
歯ブラシのみで励行する、
とにかく、体が出す唾液こそが、
一番の「歯磨き効果」であり、
自然治癒の源だそうです。

「同僚の医師たちからは、
私のような考え方では患者が減って困るといわれています」
とジョークを交えて話しておられましたが、
「私自身の病気だけでなく、
歯の治療にも玄米が応用できて、
ほんとうに病気になってよかったと思っています」
と締めくくっていました。

まさに食卓汚染に見まわれるいま、
病気と言うとすぐに「薬」に頼るのですが、
こうした生活習慣病は生活習慣を改善する、
そして、人間の心身に内在する
自然治癒力を呼び起こす治療法が、
もっともっと、これからは
見直されるべきだと思います。


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2003年5月22日(木)

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