元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第269回
玄米菜食を失敗しないコツ

日本CI協会というマクロビオティックの中心的組織が
主宰した「医学セミナー」の模様の続きです。
じつに、大学病院では教えてもらえない、
治療法、健康法、食事法の話が聞けるのですから、
出席したガンの患者や家族は多いに励まされたと思います。
地域の虫歯や歯周炎を玄米で一掃したという、
新潟の女性歯科医に続いて登壇したのは、
前マクロビオティック医学研究会会長で、
産婦人科医の伊藤慶二医師でした。

玄米菜食を始める人、はじめた人が、
失敗しないコツをとても分かりやすく解説しておられました。
「人の体は正しく働く」という自然治癒力について、
堅く信じられるかどうか?
これで病気を回復できるかどうかの分かれ目になるという話です。

1・人の体は正しく働くと信じること。
2・病気は自分で治すと思うこと
3・他力本願にならない
4・家族一致で協力する
5・これまでの医学や栄養学の常識を捨てる
6・サイキックな【精神的な】思いを大切にする
7・化学薬品や肉、精白砂糖などの生命力を弱めるものを避ける
8・運動量、睡眠など生命力を高めることを心がける

とくに食材を変えるだけでなく、
自然治癒力を信じる意識を高めること、
生命力を高めるために励むことが
玄米菜食に挫折せずに、
自然療法のメリットを得ることが出来るというわけですから、
もし、玄米菜食で健康を維持しよう、
ガンに負けない体質を作ろうと決意している人は、
ぜひ、この先生のアドバイスを参考にしたらよいと思います。

さて、マクロビオティック医学セミナーの
最後の特別講演が当日のメインテーマでした。
テーマは「不登校、ひきこもり、暴力、
虐待、精神疾患がなぜこんなに多くなったか」というものですが、
いわゆる「キレる若者と食事の弊害」を
長年研究してきた
心理栄養学の権威・
大沢博・岩手大学名誉教授によれば、
子供どころか、その親の世代にも当たる、
30代までは缶コーラや缶コーヒーの飲み過ぎで、
「キレている」というのです。
これにも驚きました。


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2003年5月23日(金)

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