元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第289回
他人の煙りでガンになる?

他人の煙草の煙を吸ってガンに罹る人は
本当にいるのでしょうか?
これについてもWHO(世界保健機関)の研究組織である
IRAC(International Agency for Research on Cancer)
からの「受動喫煙とガン」に関する報告に出ています。

・職場や配偶者による受動喫煙が、
 相対危険度で1.16程度、ガンの危険を増加させる

・喫煙者のガンの危険は20倍以上にも高まる

・米国の非喫煙者では年間3000人、
 ヨーロッパの非喫煙者では年間2500人が
 受動喫煙による肺ガンを発症している

といった報告がなされています。
まあ、タバコ産業サイドでは反論があるようですが、
日本でも「受動禁煙」の輪は広がっております。

まえにあげた2003年5月の「健康増進法」施行以来、
東京の千代田区のみならず、
大阪府の摂津市や兵庫県加西市などの自治体では
市が管理するすべての施設を全面禁煙。
また、栃木県日光市では「日光市環境美化都市条例」を施行し、
世界遺産や市内の自然と環境を守るため、
市内全域でのタバコの吸殻のポイ捨てや
文化財の周辺での歩きタバコが禁止となりました。

環境問題云々で禁煙を議論することも大切でしょうが、
これからの長寿難病時代を1人1人が快適に
過ごすためにも、
タバコは命の問題と絡んできたと思います。
タバコを吸う吸わないは
ストレスに対する性格気質の問題が1人1人にあるようですが、
家族全員の健康維持のためにも
もちろん、ガンにならないためにも。
タバコは早めに止めるべきだと思います。

僕にしても25年前は、
どんぶり一杯、吸殻が盛り上がるほどのヘビースモーカーでした。
37歳のときに悪性の脱肛痔となり、
手術で1ヶ月入院したのですが、
そのとき酒とタバコを止めるように医師から言われ、
タバコはなんとかやめることが出来ました。


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2003年6月12日(木)

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