元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第290回
タバコの煙りはロマンにあらず

タバコの煙りがいかに有害か?
わかりやすく図式化すると以下の様になります。

タバコの煙りの粒子成分=タール+ニコチン+一酸化炭素などのガス
               +その他の有害物質+水分

とくにタール、ニコチン、一酸化炭素を
3大有害成分と呼ぶわけですが、

(1)タール
  
フィルターに付着する、いわゆるヤニ。
   ニトロソアミン、ベンツピレン、ダイオキシンといった
   100種類以上ある発ガン物資を含む粒子で、
   煙中ではエアゾル状になっています。

(2)ニコチン
  
中枢神経を興奮させてるタバコ依存の原因。
   また血管を収縮させて血流を悪くしたり、
   血管の老化を早めます。

(3)一酸化炭素
  
全身への酸素の運搬を妨げ、
   動脈硬化を促進させる原因となります。

自分や家族の「健康と命」について考えたら、
タバコの煙りに昔の流行歌や映画のように、
ロマンばかりを求めていられないでしょう。

さて、僕は25年前に禁煙に成功したのですが、
2、3ヶ月それは大変でした。
週刊誌の編集長とは週に1回、2回は
徹夜仕事が重なります。
イライラしてストレスも溜まりますから、
ついつい吸殻がどんぶりに
山盛りになるほどタバコを吹かすわけです。
とにかく、一晩中、ガムを噛んだり、
ドロップを舐めて禁煙に努めたおかげで、、
胃や痔の調子も改善されてきたのですが、
その一方で、
歯が虫歯や歯周炎でガタガタになり、
歯の治療に100万円近くかかったことを思い出します。

言うは易く、行う難しですね。
健康のため、病気のために生活習慣を変えよ…
と軽くいいますが、
長年、馴染んできた生活習慣を急に変えるとなると、
人間の体はなかなか強情でいうことを聞きませんから、
ひとつの症状は改善されても、
体のほかの部分に
負担がかかってくるわけです。


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2003年6月13日(金)

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