元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第340回
好んで「地獄」を見ることはありません

ドクハラ医師、ドクハラ治療に負けないための
「患者の知恵」について、
土屋医師と雑談したときの話の続きです。

「ガンは不治の病だ」「医師は神様だ」と思い込んで、
大学病院が“押し売り”する手術や苦痛に真面目に耐える…
そうした“患者のエリート”になることはない!
土屋医師は自らが外科医でありながら、
こうした大胆な考えを持っている医師です。

「よく“地獄の底まで付き合いますよ”という医師がいます。
また“切られ損”の拡大手術に耐えることが男気だと
思い込んでいる患者がいます。
でもガンになったからといって、
苦しみに耐えることだけが美徳と錯覚してはいけません。
不治の病だと思い込んではいけません。
生きていく勇気、心が希望に救われる…
そうした心身への負担が少ない治療こそが、
これからのあるべきガン治療なのです」

ガンと宣告され、医師や治療の選択に迷っている患者、
退院して術後の再発、転移に怯えている患者にとって、
この土屋医師の言葉は胸にジーンとこたえるはずです。
よく末期ガン患者の涙の闘病記を読むと、
その苦闘ぶりにはたしかに感動はさせられますが、
明日はわが身…自分がガンになったとしたら、
こうした闘病法でいいのだろうか?
いや、こうした人生の結末にはなりたくない!
なんとかいい治療法はないものか?
誰でもが心の底では諦め切れないはずです。

僕の体験からいっても、
医師とくに手術医の甘言に騙されず、
生きる望みを抱いて、いろいろな治療法を探しまくれば、
QOL(命の質)を守りながら、
1年、いや5年、10年と延命できる
心身にやさしい治療法・養生法はいくらでもあるものなのです。
ガン即=手術、ガン即=死という、
大学病院内だけで通用する古い常識に惑わされてはなりません。
体を痛めつけるような“押し売り治療”に騙されてはなりません。

土屋医師や僕の考え方は、
ガンの患者よ、
好き好んで「地獄」を見ることはありませんよ!
知恵を巡らせれば「極楽」を探し出せますよ!
これがドクハラにも負けない、
スローへルスなガン闘病法というわけです。


←前回記事へ

2003年8月2日(土)

次回記事へ→
過去記事へ 中国株 起業 投資情報コラム「ハイハイQさんQさんデス」
ホーム
最新記事へ