元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第395回
好んで「ストレスの奴隷」になることはありません

わが身は生物年齢40億50歳――
わが命は生命大河の一滴――
これが、これからの長寿処世学の大原則となるはずです。
ずばり、僕の運命もあなたの運命も
天然自然との付き合い方で決まるということです。

でも、決して、悟りきった世捨て人の戯言(ざれごと)だと
早合点しないで下さい。
おかしな宇宙教や生命教といったお題目と間違わないで下さい。
難しく考えることはありません。
これまでないがしろにしてきた天然自然との交わりを深めれば、
ガンばかりか、難病もお金も生甲斐もガラリと変わってくるという、
逆転の発想なのです。

年金はどうなる? 定年後はどうする? 事業は上手く行くか?
財産の目減りはどうなる? 精力の衰えが恐い? 
ガンに特効薬はないものか? 近頃の病院はなっとらん! 
近頃の若いものには腹が立つ! もう自殺したい! 
ピンピンコロリで大往生したい! いや、死にたくない!

眼前の不安やストレスを克服するためにも、
人生後半の「医食財」の養生に励むためにも、
ときには悠々たる“生命の大河”に思いをはせてみましょう。
とくに50歳を超えたら、
好き好んで「ストレスの奴隷」になることは止めましょう。

処世のモノサシを長寿大養生法に変えることが
己の限界を突き破る“人生後半生の奇蹟”を生むはずです。
最近、僕はつくづくそう感じるようになりました。
まして人生50歳とは天命を知るどころではありません。
長寿100歳の折り返しの年齢なのです。

何度も繰り返しますが、無理に悟りきったり、あきらめたり、
人生を後ろ向きに変えることはありません。
とくに、欧米の借り物思想に頼るのではなく、
これからは昔の日本人の知恵を見直すことも大切です。
経済しかり、食糧問題しかり、医療システムしかりです。


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2003年9月26日(金)

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