元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第419回
好奇心こそ財養生

60歳からの老後資金は最低1億2000万円必要だから、
健常者、非健常者を問わず、
人生後半生の財養生には、
もっともっと工夫を凝らそうという話の続きです。

年金では足りない5000万円を貯める、稼ぐという
小さなスケールの人生設計にとどまらず、
1年で5000万円の売上も目指す好奇心が大切です。
心身が若返るだけでなく、
より後半生の生甲斐が前向きになります。
自分に投資するだけでなく、
世のため人のためにお金も活かすことができれば最高でしょう。
人生後半の財養生と心身の大養生に上手くバランスをとる――
ここが中高年養生=人生再設計のキモとなります。

このHIQの主宰者である邱永漢さんは、
もうすぐ、元気溌剌の傘寿80歳を迎えますが、
「こんな人いませんか?」(PHP研究所)という著書で、
ますますチャレンジ精神旺盛な
“財養生の知恵”を披露していますね。

もう読んだ人はたくさんいるでしょうが、
「好奇心は年齢とは関係ありません」
「不況になるほど繁盛する商売があります」
「地の果てにもビジネスチャンスあり」といって、
完熟トマトの開発者・永田照喜治さんの
大量栽培プロジェクトの指南役となって、
パインは台湾、西瓜とトマトは新彊と
夢を広がらせておりました。

このサイトの読者ならご存知のように、
最近では、雲南省の昆明の奥地で、
コーヒー栽培農園のプロジェクトを推進しておられます。
僕の知合いの大学生も、
先日行われた雲南省現地視察のツアーに参加して、
夢が広がった、将来設計に役立ったと
感激して帰ってきましたから、
まさに邱永漢さんはお金の神様でありますが、
やはり人生財養生のお手本の人なのでしょう。

まあ“お金の神様”の邱さんのように
スケールの大きな財養生はできないという人でも、
前回書いた、老後資金設計の1億2000万円にメドをつけた人、
いやそれ以上の財養生に励みたいという人も
増えているようですから、
「後半生こそ己の夢を実現させる」
先取りの人生設計を実行に移したいものです。


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2003年10月20日(月)

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