元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第420回
中国株という「若者」と付き合う

(財)生命保険文化センターの平成14年の
「第5回・生活者の価値観に関する調査」を眺めてみましょう。
60代で
「他の人が思いつかないような
 独創的なアイディアを生み出すように努力したい」
「どんなに苦労をしても、自分の夢は実現させたい」
「できるだけ高い目標をたてて、それに挑戦していきたい」
というアクティブな考え方が増加傾向をみせている――
こうした結果が出ているというではないですか?

僕の場合も、中国投資については、
もう10年以上もまえから、
邱永漢さんから教わっておりましたが、
58歳にしてガンを患ったために、
不動産投資や事業投資にまで手は廻らなかったのですが、
ちょっとだけ上手くいったのは、
漢方薬のボランティア事業と、
中国株投資のふたつでした。

とくに60歳を超えての財養生のひとつ――
経済成長の夢を買う中国株は
ガン患者の生甲斐も前向きにしてくれたように思います。
中国の株が成長するところを見届けるまでは
「死なないぞ」と思ったら
ますます元気が出てきたのですから面白いですね。

ガン病棟で、抗ガン剤でうんうん唸って、
死に際の時を数えているよりも、
ちょっとリスクもありましたが、
B株やH株の右肩上がりのチャートを見ているほうが
よほど、心身の養生になったからです。

まさに邱永漢さんのいう通り、
「好奇心は年齢とは関係ありません」――
いや「好奇心は病気に克つエネルギーになるものだなあ」
とも思いました。

よくアンチエージング(若返り)のヒケツは、
若い女性と付き合うことだと言われますが、
中国株との付き合いもそれと似たところがあると思います。
いわば「年増女の日本株」より、
ちょっと危なっかしいところもあるが、
「肌色ツヤツヤの中国株」というわけです。

とうとう、僕は「中国株で大成金になる30の法則」
「中国株で騙されない7つの法則」(いずれも太陽企画出版)
という本まで書き下ろすことになり、
一時、兜町の本屋でベストセラーになったのには
ビックリしました。


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2003年10月21日(火)

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