元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第448回
「大腸ガン」の治療ポイント

もし、あなたが大腸ガンと宣告されたら、
大学病院では以下のような治療が施されますので、
よく勉強した上で、
じっくりと治療を選択するように心がけましょう。
ガン治療は、他人任せ、医師まかせが一番いけません。

【大腸ガンの種類】
大腸ガンはその形態で分けると二種類あります。
●腺ガン―ポリープができて、
  徐々に内部に入り込んでガン化していくもの。
  発見が容易で、ポリープはガンになるまでに時間がかかるため、
  ポリープのうちに切除すればガンを防げます。

●表在型ガン―最初から悪質なガン組織が腸の表面にできるもの。 
  大腸ガンの90%。こわいのはこの表在型です。
  発見も難しいのですが、腸壁の内側に浸潤したり、
  腸の外側に飛び出したりするからです。

【大腸ガンの検査】
普段は年に一回の便潜血反応検査。
大腸ガンが疑われた場合は大腸X線検査または
内視鏡検査と同時に生検。
また腫瘍マーカーのCEA、CA19―9、DAFの検査。
遠隔転移の診断には
腹部エコーやCT、MRI、シンチグラムなどが用いられます。

【大腸ガンの主な治療】

・結腸ガン
0期・I期― 内視鏡手術、腹腔鏡手術、もしくは局所手術。
II期―― 開腹手術による外科的切除、もしくは腹腔鏡手術。補助的に抗ガン剤も。
V期―― リンパ節と結腸を切除する外科手術。補助的には抗ガン剤、放射線。臨床試験への参加も。
IV期―― III期の治療に同じ。さらに転移先の臓器の一部切除や放射線などの閑話治療も。

・直腸ガン
0期―― 局所切除または内視鏡手術。
I期・II期― 開腹手術による外科的切除、もしくは腹腔鏡手術。補助的に抗ガン剤も。
V期―― リンパ節を含めて大半の直腸を切除。機能温存手術も使う。術後、放射線や抗ガン剤も。肛門周辺に病巣があれば人工肛門を取りつけます。
IV期―― II期の治療に同じ。さらに転移先の臓器の一部切除や放射線などの閑話治療も。

【治療のポイント】
結腸にしても直腸にしても、
早期ガン(0期、T期)の場合、
内視鏡手術かごそっと切り取られるかで、
その中間治療がないのですが、
負担の少ない内視鏡手術、腹腔鏡手術の可能性も
しっかり確かめた方がよいと思います。

・直腸ガンは機能温存手術が主流。
 かつては「大きく切除する」考え方から
 人工肛門になる患者さんが多く、
 また直腸の周りの排尿、性機能にかかわる重要な神経も
 すべて切除されていましたが、
 いまは「必要最小限の切除」が主流となっています。
 肛門と神経を残す手術を「機能温存手術」といいます。

・大腸ガンは腹腔鏡手術が盛ん。
 大腸は腹腔鏡手術が非常にやり易い構造をしています。
 専門施設では手術は全て腹腔鏡手術を行っているところもあり、
 通常の開腹手術と同じく入院して全身麻酔で行いますが、
 傷が小さいので術後の痛みが非常に小さいのが特徴です。


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