元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第471回
いまのガン治療はこれでいいのか?

僕のような癌爺世代だけでなく、
20代、30代、40代にも
ガンの患者さんが増えているのには驚きます。
それも術後の再発、
または他臓器への転移といった
難しい症状に悩むメールが多いのに驚きます。
まさに、食生活やストレス社会が、
こうした生活習慣疾患を増幅させているのではないか?

かといって、大学病院に行けば待っているのは、
体を痛めつける手術と大量の抗ガン剤投与ばかり。
ますます体はダメージを受け、
免疫力をぐんぐん失わせ、死を急がせるような
酷い治療がまかり通っています。
これが問題です。
本当にいまのガン治療はこれでいいのでしょうか?

膀胱ガンから骨盤リンパへの転移の
30代の夫を心配する奥さん、
肺ガンと宣告され、化学剤過敏症で、
手術と抗ガン剤から逃げまわる若い女性、
末期のすい臓ガンと宣告された父親を心配する夫婦――
とにかく、一人の患者である僕が相談を受けても、
なんともアドバイス出来ない、
難しい症状の患者さんからのメールが増えているのです。

新聞や週刊誌のガン記事を読んでいると、
大学病院には手術の名医がゾロゾロいるような
ランキング記事がのっています。
また、ガンの新薬や最新療法が紹介されますが、
「本当に治療の現場で助かっているのは何人なのか?」
患者の一人としては、
僕はこう叫びたい気持ちで一杯です。

早期や初期のガンなら問答無用で切りまくり、
大量の抗ガン剤を浴びせ掛けるというのに、
複雑に転移したり、末期と判断すると、
モルヒネを打って病院を追い出す…
これが世界に冠たるガン治療の実態でしょう?
というわけで、僕たちのスローヘルスの会のように、
惨い治療の試練を超えた患者と家族たちが、
お互いに情報を交換して、
「患者が出来る養生法」「体質改善の療法」を
工夫し合うことがますます大切になってきたのです。


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