元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第494回
冷えは万病のもと

古来から『冷えは万病のもと』といわれます。
この寒い冬を元気で過ごすためには、
薬や検査にたよるだけではなく、
なにはさておき「冷え」予防に心しましょう。
風邪や腹痛などの病気もそうですが、
とくにガンの患者には冷えが大敵です。
血行を悪くすることは
免疫力を落すことに繋がりますから、
不調を訴えるガンの患者さんたちには、
ゆたんぽでも、足湯でも
またビワの葉温灸や梅醤番茶でも験して、
体を温める工夫を日々忘れないようにと注意しています。

僕は「ガンを切らず」に克服して6年目を迎えましたが、
なんども再発や転移の危機に襲われました。
しかし、それを上手くクリアできたのは、
漢方薬や代替療法のお蔭もありますが、
冬に体を冷やさない日々の工夫を心がけたことが
大きな理由だと思います。

えー? そんな子供騙しみたいなことで
ガンに立ち向かえるはずがない――
大抵の人が苦笑いするのですが、
「冷えはガンのもと」という教訓を忘れた人が、
ガンをこじらせて病院に駆け込み、
抗ガン剤治験薬やモルヒネを浴びせられ、
死を急いだ例はたくさん見てまいりました。

病気不調を感じると、すぐ病院に駆け込んで、
薬をドサドサ服用しがちですが、
化学薬とて体を冷やし、
体調を崩す原因となりますから、
まず「体を冷やさない」工夫を
食べ物や身繕いで凝らすことが、
あらゆる病気克服の基本なのです。

よく女性が「冷え性」で悩むと言われますが、
高蛋白高脂質の過食による
慢性疾患の虜となってしまったいまの日本人は、
老若男女の区別なく、
「冷えは万病のもと」と自覚することが、
賢い健康法、養生法と再認識しましょう。
では、どうすればよいのか?
明日から考えて見ましょう。


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