元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第493回
キーワードは「医食財」

悪い世の中を生きる処世訓は
『スローヘルス』志向でいこうと、
年頭から申し上げてきましたが、
僕は、近々、そうした本を出そうと思っています。
題して「50歳からの若返り養生訓」
といったタイトルを予定しています。

ちなみにスローヘルスとは
スウェーデンの植物学者・リンネの
「自然は飛躍せず」(Natura non facit saltum)=
自然はゆっくり、ゆったり、しなやかに変わるものだという
金言にちなんで命名した処世造語です。
また前回あげた山本周五郎の長編小説「ながい坂」
主人公がしみじみと語る
「人間の一生は長い、一足とびに登るより、
一歩々々を大切にせよ」といった述懐に
共通する処世術でもあります。
この長寿受難社会を元気で長生きするためには
以下の「スローヘルスの3原則」を心得ましょう。
長寿難病時代には衣食住より
「医」「食」「財」の大養生に備えよ――
2004年のキーワードは「医食財のスローヘルス」だと
僕は考えています。

1.医養生のすすめ――50歳からは“養生が一番”
2.食養生のすすめ――50歳からは“薬より食事”
3.財養生のすすめ――50歳からは“若さに投資”

これまでのクイック、スピード、ファーストといった
性急な処世術を180度転換しましょう。
人生折り返し点からの後半生を
いかにゆったりと過ごすか? 
己自身をしなやかに掴むか? 
いまや「元気で長生き」も芸のうちなのです。
そのためには、医、食の取り組み方はもとより、
財の考え方もしたたかに、
賢く再設計しなけれななりません。
医療費、保険料負担が増える一方で、
イザというときに個人が受け取れる年金などは
激減してくるからです。

この本の発売が近づいたらまたお知らせしますが、
人生逆発想のスローヘルスな処世読本であり、
50歳からのアンチエージングな若返り養生訓として
役立つはずです。
とくに働き盛りのサラリーマン必読の書として
座右においていただきたいと思っています。


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