元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第524回
すべては自分〜人生は劇場〜

スローヘルス研究会の仲間に
福井市の孝顕寺でご住職をなさっている
今成友見さんという女性がおられます。
長く東京の劇団で女優を務めていたのですが、
いまは父上のあとを次いでお寺を守っておられます。

なかなか明るく活発で、
「すべては自分」という
自立の信念に基づいた生き方講話やエッセイ活動だけでなく、
俳優気質を生かして、
「生き方表現塾」といったものを開いています。
朗読劇による呼吸法や発声法を教えたり、
ときには食養指導者である
山村慎一郎さんも講師に招いて、
マクロビオティック食養生法も指導してもらったり、
心身を豊かにする、
地域サークルを主宰しているわけです。

季刊で「夢点々」(ゆめてんてん)という機関誌も出版し、
つい先日も第24号が出ました。
東京の1月スローヘルス懇親会にも、
参加者全員に送ってくれましたが、
じつに生きる勇気が湧いてくる人生雑誌なので、
少し紹介したいと思います。

読み応えのあるのは何といっても今成さんが連載している
「すべてが自分〜人生は劇場〜」
という15頁に渡るエッセイです。
今回は近くの学校の小中学生に
朗読表現法を教えたときの
楽しげな話が綴れられているのですが、
お仕着せの勉強ではない、
実にユニークな教育となっているために、
子どもだけでなく、
「小さい頃から自分を否定されることが多かったが、
表現力と言うのは自分を自分らしく生きること
と教えていただきました」と、
現場の先生からも感謝されているようなのです。

世間では、すぐ他人任せやお仕着せ、
さらに占いや安易な神頼みに身をゆだねる風潮が
蔓延していますが、
この「夢点々」を読むと、
命のありがたさや生きる勇気が湧いてきます。

ちなみに興味のある方は
以下にメールして「夢点々」を一度、
手にとって読んで見てください。
一部500円。年会費は3000円。
Yumeten@sky.hokuriku.ne.jp


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