元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第531回
スローヘルスは「命のバトンタッチ」

60歳は厄年です。
いま、みなさんのご親戚や友人にも
ガンを宣告された人たちがかなり出ていると思いますが、
「中年ガン宣告」とは、
人生80年の「処世の曲がり角」だと思って、
家族と親友と一緒に処世観も変えていく――
そうすればきっと希望のある人生が開ける――
この「命のメッセージ」を伝えてあげてください。
お願いします。

前回は残念にも天国に迎えられた
作家の倉本四郎さんからの
「命のメッセージ」の話を書きましたが、
もちろん、一方で、心身にダメージの少ない治療法を、
自らの判断で選択し、
明日に希望を抱いて、
上手に日々を過ごしているガンの患者さんも、
僕たちのスローヘルス研究会の仲間には
たくさんおられます。

1年、2年、3年と養生する中で、
自分で掴み取った「命の有り難さ」を、
後に続く患者に「メッセージ」として伝えていこうと
気持ちが前向きになっている人がふえてきました。
人間の生命は
「生物年齢40億年の大河の一滴」であるなどと
小難しいことを言うまでもなく、
患者が体験した
「命の掴み方のメッセージ」をしっかり伝えていくことが、
どんな著名な医師のメス捌きよりも効き目がある――
と心身丸ごとでわかったためでしょう。
「命のメッセージ」の伝達活動、
いや「命のバトンタッチ」の輪を広げようと、
生き方が積極的になっていることは嬉しい限りです

子宮頚ガンの術後を玄米菜食法で
元気で乗り越えている
長崎にいる愛称“蝶々さん”という女性は、
1月22日に「ガンは食べて治す」という勉強会を
市のホールで主催。
なんと150人を超える盛況で、
患者や家族に「命のメッセージ」を明るく伝えました。

やはり、スローヘルスの常連で余命半年と宣告された
肺ガンのHさんも
60歳の厄年など吹き飛ばす勢いで回復。
「切らずに治した」自らの体験を
新しい患者さんたちに伝えることに喜びを感じているようです。
素晴らしいと思いませんか?
「命のバトンタッチ」――
これこそスローヘルス研究会の目指す考え方であり、
これからの長寿難病時代を乗り越える
スローヘルスの賢い知恵だと思っています。


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