元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第533回
ガン経済学の基本「情報・勉強・お金」

ガンと宣告されたら、
治療費はいくら用意したらよいか?
ガン経済学の話です。

ガンを疑われた場合、
大抵が会社の健康診断や
掛かりつけの病院のガン検診で発見され、
「スワッ! 一大事」というわけで、
系列の大学病院や専門の大きな病院に紹介され、
本格的にガンの検査を受けることになります。

大学病院では検査入院から続いて、
治療入院に切りかえるケースが多く、
よほどの末期症状以外は手術のスケジュールに乗せられます。
このコラムでは何度も書いてきたように、
「ガン宣告即=死」「ガン手術即=完治」ではありませんから、
このスタートの段階で、
じっくり治療計画をたてるように家族と協力してください。
第二、第三の医師にも診断や検査をしてもらったうえで、
治療そして入院を決めるべきでしょう。

じっくりと治療計画をたてるためには
(1)ガン情報入手
(2)自己学習

このふたつは欠かせません。
「病院任せ」「医師任せ」が
もっとも悪い患者のケースとなります。
自分の症状がどの程度で、
どういう治療を選択するか、
主治医に聞くわけですが、、
いまのノルマ優先の医療システムでは
主治医が1時間も2時間もかけて、
図解入りで説明してくれることなどありません。

ガンの案内書には美辞麗句が書き綴られていますが、
医師は患者がしつこく質問しなければ答えないものだと
割り切ってください。
インターネットでも本でも口コミでもコネでも、
フル活用して、労を厭わず、
家族ぐるみで徹底的にガンの勉強をしましょう。

そして、しっかりした治療計画を立てる
3番目に大切なことは
(3)治療費の準備です。
ご存知のように、大学病院などでガン治療を受ければ、
「手術、抗ガン剤、放射線」から
いずれかを選択、もしくは併用することになりましょうが、
健康保険が適用されますから、
自己負担は3割で済みます。
ただ、差額ベッド代、交通費や健康食品、漢方薬服用など、
保険もきかない治療費もたくさん出てきますから、
ガンの種類、症状によって違いますが、
当座、100万円は用意する必要はあるでしょう。


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