元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第538回
確定申告と「ガンの経済学」

ガンの経済学の続きです。
ガンにそなえて生命保険・ガン保険に入っておこうといっても、
保険をただ利殖計算のように
欲得だけで考えるのではなく、
自分の家計や処世観とあわせて
最低額の補償額を計画するのが
賢い経済学の知恵でしょう。

もちろん、命あってのモノダネです。
命を失っては元も子もありませんから、
ガンにならないように、
まず日頃の養生に費用をかけることが第一であることは
申すまでもありません。

ところで、医療費と所得税の関係についても
しっかり勉強しておくのが、
やはり「ガンの経済学」の要諦です。
これから確定申告が始まるわけですが、
ご存知のように
自分や家族のために医療費を支払った場合には、
一定の金額の所得控除を
受けることができるからです。
「医療費控除」といいますが、
医療費控除は、
所得金額から一定の金額を差し引くもので
控除を受けた金額に応じた所得税が軽減されます。

医療費とは、診療費・薬代・入院費のほか
医療用器具 交通費 付き添い・介護医療費支払
家族の医療費なども対象になります。
特別控除や医療費控除の結果、
源泉徴収税額が多すぎれば、
税金が還付されます。
10万円単位となることもありますから、
とくに必要経費などの控除項目の少ないサラリーマンは
医療費控除を見逃してはいけません。

医療費控除額は以下のような算式で割り出します。
医療費控除額 (最高200万円)=
支払った医療費の総額−保険金等で補てんされた金額−
「10万円」または「所得金額の5%」のいずれか少ない金額
わかりやすくいうと、
家族全員が1年間に支払った医療費の合計が
10万円を超えた場合には確定申告をすれば
税金が戻ってくる可能性があります


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