元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第556回
「バカな! 手術をしない?」

ガンから生還するために、
よい治療、よい医師、よい病院に巡り合えば
完治できると思われがちですが、
この選択ほど至難の道はありません。
たとえ、手術の回数の多い病院や、
有名な医師に掛かったからといって、
完治する保障はありません。
むしろ、無謀な手術や大量の抗ガン剤で
免疫力を削がれて、
無念の死に至った同輩はたくさんいました。
ですから十二指腸ガンを「切らずに治して10年」という、
親友の加藤さんの闘病法はぜひ聞きたかったわけです。

十二指腸ガンの手術となれば、
ホテルの支配人の仕事も出来ないわけで、
後輩の副支配人だけには正直に打ち明けたそうです。
「そうしたら、ちょっと紹介したい人があるからといって、
 中国人の女医さんのところに
 連れていってくれたのです。
 中国の医師と言っても日本で免許がなければ
 開業できませんから、
 その女医さんは気功を指導して
 難病患者の相談にのっている人。
 「行功」(こうこう)といって、
 調心、調息、調身を整える腹式呼吸法を教えてくれました」

早速、そのセミナーで
「先生、気功でガンは治せるのでしょうか」と質問したところ、
受講者の中に45歳の乳ガンの女性がいて、
「ワタシ、この呼吸法で免疫力を高めて、ガンに勝ったんです」と
体験談を聞かされたそうです。
「よーし、俺も呼吸法で生き延びて見るか」と
この道場に毎週、通ったそうです。

それからが大変。
病院でエライ目にあったそうです。
「プロポリスと気功で治したいので、
 手術入院はしませんというと、
 主治医は『ナンとバカなことを考えているのか。
 手術しなければ100%治りませんよ』と恫喝です」
まさに、僕のガン病棟脱走と
同じ悲哀を味わったわけですが、
ほんとうに命というのはミステリアスで分かりませんね。
なんと、3か月後の検査で、
腫瘍が小さくなり始めたというのです。


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