元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第558回
こんどは黒色ガンを撃退

十二指腸ガンをなんとか「切らずに治そう」と
プロポリスと気功の代替療法を選んだ加藤さんが、
セカンドオピニオンに
別の大学病院の内科・F医師を選んだことは、
幸運を呼んだと思います。、

F医師の診立ても十二指腸ガンでしたが
「切ってもよし、切らなくてもよしだが、
 もう少し進行してからでも手術は遅くはない。
 もう3ヶ月、君の選んだ闘病法で様子をみてみよう」
と言ってくれたというのです。
なんとも患者の気持ちを汲んでくれる
素晴らしい医師に巡り合えたものですね。

「よーし! 助かってやるぞ」と意を強くした加藤さんは、
毎日、丹田呼吸法を続け、
悪い毒素を吐き、
新鮮な酸素を体内に巡らせて、
自然治癒力を呼び起こそうとしたというのです。
とうとう、発病から一年で、
なんとF医師の検査では
十二指腸ガンの腫瘍が消えてなくなったというのです。

ところが、一難去ってまた一難。
こんどは首に出ていた黒いホクロが、
そら豆ほどに膨れ上がってきたと言うのです。
皮膚ガンの黒色ガンでした。
皮膚科の病院に行くと、
また切り取ったらどうですかと手術を勧められたので、
詳しく治療法を聞くと、
直径6センチも切ると言うことでした。
「よーし、十二指腸ガンも消えたのだから、
 腹式呼吸法を毎日毎日続ければ
 なんとかなるはずだ」と、
免疫力向上に励んだそうです。

3ヶ月後に、そら豆大の黒ホクロから、
血が吹き出して塊が崩れてなくなったというのですね。
加藤さんは稀に見る体質の強い人なのでしょうが、
「治してやるぞ!」という強い精神力が
自然治癒力を呼び起こした好例だと思いました。

以後、自信を得た加藤さんは、
「なんとしても再発や転移を防ごう」と、
免疫力アップに日々つとめるわけですが、
さらに体質改善療法として選んだのが、
温泉療法だったようなのです。


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