元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第585回
5月スローへルス懇親会のお知らせ

5月のスローヘルス懇親会の講師には、
大阪体育大学教授で医学博士の鈴木英鷹医師を招いて、
「ガンなどの難病と食養生の大切さ」について
講話を伺うことになっていますが、
肩書きはいかめしいですが、
じつに気さくで快活な先生です。

年齢も46歳、
もう一人の講師の土屋先生と同年輩で、
ガンから統合失調症の仕組み、
さらに三年番茶、梅醤番茶、里芋湿布といった
食養生の手当て法の大切さまでを
一気に関西弁でまくしたてる
話の上手な先生ですから、
聴いている患者さんたちの笑いが絶えません。

たとえば三年番茶の話ですが、
まえにも書きましたが、
僕はこのお茶に梅と醤油とショウガを混ぜて
「梅醤番茶」として、
毎朝飲んでおりますが、
なぜ、これがガンの患者ばかりか
胃潰瘍や疲労回復にもよいか知っていますか?
答えは陰性の強いガンなどには、
タンニンなどが多い、
陽性の番茶が合っているからだそうです。

難病治療の参考になるばかりでなく、
日頃感じている食養生法の疑問についても
答えが分かりますから、
興味のある人は「食養手当て法」(清風堂書店)
という分厚い本を1度読んで見てください。

さて、三年番茶とは、
3年以上生育した茶の木から
生茶の枝を切り、
葉と茎を選り分けて煎り、
茎6割、葉4割で混ぜたものをいいますが、
僕はなるべく茎の多い、
値段の安いものを買ってきて飲んでいます。
いつも、なぜ値段の安い
「3年番茶」が美味しくて口に合うか?
不思議だったのですが、
鈴木教授の話を聴いたり本を読んで分かりました。

葉っぱより茎のほうが収斂性、つまり陽性が強い。
とくに、玄米菜食を励行している人は、
陽性食である肉食をしないので、
葉っぱの多い上質の煎茶より、
茎が多くて、値段の安い三年番茶が口に合うし、
体にもよいようなのです。

とにかく、難病治療には西洋医学だけでなく、
東洋の食養生の手当ても大切だと説く
気鋭の医学博士の話ですから、
これは1度は拝聴すべきです。
さらに「食養生も感謝して食べなければ効かない」
「ガンは怒りが元凶」といった、
体、食、心の大切さをじっくりと話してくれますから、
ガンなど難病治療に悩んでいる方、
玄米菜食の挫折しそうな方、
お子さんのキレで悩んでいる方――
ぜひ参加して見てください。


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