元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第616回
「ガンと闘う」は美徳にあらず

ガンの養生とは本当に難しいものです。
最近、ふたりのガン友の訃報をいただきました。
どうみても、抗ガン剤の大量連続投与が、
全身から免疫力を失わせ、
死を早めたとしか思えません。
悲しくて悔しくてたまりません。

よく大病院に通いつづけている患者さんの
闘病記を読むと、
おそらく、抗ガン剤の大量投与の苦痛の故でしょう。
まるで「不治の感染症」にでも掛かったような
疼痛と苦悶の日記をしたためています。
メディアも「苦痛と死」と闘う姿を、
まるで「涙の美談」のように、
まるで「のぞきドラマ」のように扱います。

しかし、なんども書きますが、
大病院の惨い手術や大量の抗ガン剤を、
我慢して闘うことが「美徳」である――
こうした考え方は「医療迷信」に近いと、
僕はつくづく思っています。
ガンは人生で累積された、
過食過飲過煙などの生活習慣や
過度のストレスなどが引き金になり、
次々と正常な遺伝子を損傷させる――、
いわば「突発性の老化病」なのですね。
ですから、不運を嘆いたり、他人のせいにするのではなく、
自学自習の心構えで生き延びる努力が大切なのです。

僕の主治医で、ホリスティック(全人的)医学の権威、
帯津良一博士はこういっておられます。
「もはや、退院後を再発や
 死学(サナトリー)に怯える人生にしてはいけません。
 自らの努力で希望は掴めます」と。

「ガンは拡大手術で完治する」
「大量の抗ガン剤で完治する」――
ハッキリいわせてもらえば、
これは死を早める迷信でしょう。
もちろん、病院の治療・検査は必要ですが、
「治療」+「養生」の合わせワザで「ガンをなだめる」――
これが、しぶとい生活習慣難病=ガンから逃れる近道――
こう確信してみてください。

もし、ご家族や友人がガンといわれたら、
病院にすがることも必要ですが、
次のことを早目に心がけるように皆で協力してください。
お願いします。

●マクロビオティック食養生法では、
  「体は食物が形を作ったもの」といいますが、
  自らの生活習慣、とくに高蛋白、高脂質、
  高糖質の過食の食生活を改めましょう。

●自律神経免疫学の説でも証明されているように、
  ストレス脱却と体質改善によって、
  免疫力、自然治癒力を高める努力をしましょう。


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