元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第677回
大昔、インド亜大陸が激突

さて幻の桃源郷=フンザの大自然の息吹に触れる旅は
無事に終わろうとしていましたが、
なんといっても圧巻だったのは、
キルギット河の川岸に、
大きな刀剣のように盛り上がった岩盤が
そびえ立っていることでした。

現地ガイドのWさんの説明によると、
5000万年前にインド亜大陸が、
ユーラシア大陸に激突して、
海底の地層を盛り上げた地点だというのです。
ここから下流に400キロ、
ヒマラヤ、カラコルム、ヒンズーシュクの山々が
延々と地球のシワとなって、
とてつもないエネルギーを放射したらしいのです。

皆はそそり立つ岩盤をバックに
記念撮影をしていましたが、
僕はついでにスレート瓦のように薄い、
岩石の破片を記念に持って帰りました。
これは高熱で岩が変化して出来たものでしょうが、
地球の生命磁場が作り出した、
高エネルギーの産物に違いないはずです。
表面には雲母が張り付いていて、
銀色に鈍く輝いている神々しい代物ですから、
いま大事に
僕の書斎に飾ってあります。

きっと、地球の生命がかもし出す、
大いなるのエネルギーとは、
計り知れない底深いものを秘めているに
違いありません。
歴史の重みを秘めた岩石の破片を手にしたとき、
僕の体内に力強い気力エネルギーが
湧き上がってくるのが分かりました。
龍のように吼える山々、
そして大蛇のようにうねる大河――
ヒマラヤのパノラマ大景観は
ちっぽけな僕の心身にも
力強い癒しのパワーを注いで、
温かく迎えてくれたことになりました。

刀剣のようにそそり立つインド亜大陸の激突地点

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