元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第707回
一天命、二運命、三風水、四陰徳、五読書

台北では、10種類以上のラジウム温泉や
キノコ三昧の薬膳ディナーを
堪能させてもらったのですが、
今回、とくに興味を持ったのが、
台湾の人たちがいかに風水という方位占いに凝っているか?
というライフスタイル事情でした。

僕たちの台湾養生旅行の案内してくれたのは、
友人で国際癌病康復協会と、
中日飛達聯合有限公司の董事長の
盧繼徽さんご夫妻と、
日本から同道してくれた
東京支部の黄さんという女性です。

みなさん、商売を始めるとき、
結婚相手を選ぶとき、
家族の健康を願うときには、
必ず著名な風水師の見立てを頼む習慣があるといいます。
日本人から見るといかにも
オカルトな話に聞こえるかも知れませんが、
あなたにしても自分の開運や家族の幸運を願うとき、
神社仏閣にお賽銭を投げるはずです。
中国民族にとって、
よい環境やよい大気と同化する「風水」の知恵とは、
太古から連綿と続いてきた日常茶飯事の習慣なのですね。

ちなみに、中国の古書には、
処世開運をもたらす「5つの法則」といったものがあります。
「一天命、二運命、三風水、四陰徳、五読書」です。
天命、運命に逆らうことは
なかなか難しいものですが、
人徳を磨き、勉学にも大いに努めよと説いているわけですが、
もうひとつ、風水=環境・地勢を変える努力をすれば、
さらに「運命は好転するものだ」と言う発想が
中国民族にあるわけです。

さて、今回の台湾旅行では
風水マニアの友人たちが
温泉案内をしてくれるばかりか、
楚皇(そこう)さんという有名な風水師と会えるという
メールが来ておりましたので
これはよいチャンスと、懲りもせずに、
この猛暑の最中にまた出かけたわけです。

別に、筆者は四六時中、
風水診断に凝り固まっているタイプではありませんが、
たまたま、その著名な風水師・楚皇大師(本名・邱志誠さん)の
名著「乾鳳陰宅学」を読む機会を得て、
中国大陸に潜む、
稀有壮大な「大気の流れ=龍脈」の影響を知るにおよんで、
わが身の心身開運の手立てになるのではないか?

また、僕が興味を抱いている
巨大中国経済市場の謎解きや分析にも
役立つのではのではないか?
そう思って、温泉養生+風水解明の旅に出たことになります。

台北に行ったら温泉と茸薬膳を楽しむべし

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