元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第714回
龍亀は「招財」?

風水陰陽の話をもう少し続けます。
とにかく、
わが身に自然や周囲の環境から
強い運気を取り入れるといっても、
複雑な羅盤方位器を使って、
いちいち吉方位を探って、
日々を過ごすというのは、
忙しくてとても付き合いきれませんね。

しかし、どうも事業が上手くいかない、
健康が優れない、
金運に恵まれないと気になるようなことがあれば、
簡便な解決方法があります。
風水には、強い生命パワーを得るため、
また良運を招くため、
そして魔除けとするための置物――
「風水グッズ」というものがありますから、
そうしたものでもインテリア代わりに部屋に置くと
必ず良運がつかめるものではないでしょうが、
気分転換になることは間違いありません。

家の玄関にしても、
南や東南に向いた方位が良いといわれますが、
誰もが風水方位の通りの家を
持っているわけではありません。

ですから、
水晶や龍亀のような置物を
玄関を入って右側か、東側に置くようにしています。
龍亀は真鍮製で口に玉や銭をくわえているものを使っています。
これは鎮宅と招財の働きを持つ神龍と霊亀の化身で、
財気を吸収し、
太歳(たいさい)=災難を制する効果があるようですが、
気をめぐらせるために、
水車グッズで水を与えたり、楽しんでおります。

陰陽風水に限らず、
履物が整理整頓されていない玄関を持つだらしのない家には、
財運や健康運がもたらせられるわけもないでしょうから、
身辺を身奇麗にし、
気分を改めるためにも、
こうした先人の知恵の部分は活用したほうがよいと僕は考えて、
いわば、ゆったりとした遊び心を大切にして
風水を楽しんでいるわけです。
伝統習慣を日々の生活に活かすには、
しかめっ面をして修行のように考えるのではなく、
遊ぶ、楽しむ心が大切だと思います。

「風水=未来環境予測学から見た、
 中国経済の命運、中国株の盛衰」
といった話については、
また稿を改めて書こうと思っていますが、
いよいよ本題の温泉養生の話に戻りましょう。

まえにも書きましたが、
風水学=環境地勢学から見ても、
昔から不老長寿の温泉などと言われる地形こそ、
気のめぐりをよくする最適地といわれていますから、
温泉、鉱泉の成分の質云々だけでなく、
山の懐に抱かれ、
滝や河のせせらぎを耳にすることが心身によいのでしょう。

わが家に鎮座する風水招財の龍亀

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