元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第718回
時空浴のすすめ

いまの日本は、政治経済、教育家庭ばかりか、
生命医学の分野でも、
欧米一辺倒の論理が限界に来ているのではないか?
そろそろ数千年と続く、
東アジア特有の地勢風土の発想法が
見直されてもいいのではないか?

僕はそうした気分で、
台湾風水旅行、いや
温泉養生旅行から帰ってきたわけです。

まえに書きましたが、
ヒマラヤ山系・崑崙山脈から
大きな気のエネルギー(龍脈)が、
中国大陸に流れて広がる――
さらに、香港にも広東の羅浮山を経て、
九龍半島の大帽山、筆架山と伝わり、
香港島のビクトリア・パーク(太平山)に到る――
陰陽風水学では「人間と自然」の環境・地勢・風土を
こんな風にダイナミックに考えてきました。

日本にしても、
崑崙山脈からの大龍脈=気のエネルギーが、
黄河の北側から中朝国境の長白山に伝わり、
やがて日本の最高峰・富士山に伝わると考えられています。
じつにダイナミックな
東アジア特有の環境思想だと思いませんか?

そして日光の二荒山に伝わり、
江戸・東京に巨大なる運気を集めたとされました。
また京都の平安京も北の船岡山からの気流が
大極殿に集まったとされています。

いまどき、
漫画の「陰陽師・安倍晴明ではあるまいし・・・」
陰陽風水学なんて馬鹿馬鹿しいと思う人も多いでしょうが、
中国ばかりか、朝鮮や日本、
ベトナムやタイの人たち、すべてが
ヒマラヤ山系の地磁気や気象現象の影響下にある――
東アジア特有の環境地勢学として
「陰陽風水学」を眺めてみると、
じつに面白い「将来像」「未来予測」が
見えて来そうな気がしませんか?

ことほどかように、
西洋学一辺倒のいまの大学の学問では、
なかなか取り上げられない
東アジア特有の自然環境学、
環境地勢学がじつは民衆の間では、
習慣伝承として根強く続いている――
これはとても面白い現象だと僕は考えています。

このコラムの健康患者学の視点から見ても、
東アジア特有の「風水環境学」を見直して、
「時空を超える旅」を楽しむ――
「時空を超えて温泉浴」を楽しむ――
ときには、こうした生命エネルギーを高める養生法や
生活改善法が
あってもよいのではないか?

とくに乱暴な手術や化学薬や検査が横行する
西洋医学一辺倒のガン病棟の現実を見るにつけ、
東アジア特有の地勢・風土・環境にいる日本人ならば、
もっと、日本人らしい、いや、
東アジア人らしい心身に優しい民族の知恵を
思い出すべきではないか? 
こう極論したくなるのが、いまの僕の心境なのです。

楚皇道場は陽明山の龍脈のもとにある

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