元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第748回
中国銀行上場はグッドニュース!

中国株セミナーと、
新刊共著「中国株 絶対銘柄を狙う!」話の続きです。

ま、HiQの読者なら熟知していることでしょうから、
いまさら繰り返しませんが、
中国株は、いま調整局面に入っていますから、
いのち金や臆病な資金を投入することは奨めません。
余裕の資金があれば、
配当にしても100万円で
5万円くらいつく銘柄はたくさんありますから、
余禄を得ながら、
じっくり3年、5年の投資計画を楽しんだらよい――
僕はそうした風に考えています。

さて、日本の新聞や雑誌を読んでいると、
中国のバッドニュースが多すぎるようですから、
先日、中国株セミナーで話した、
ちょっと元気の出るいい話を
なるべく前向きに紹介してみました。

「いま、急伸の中国株は、よくみると、
 じつに面白い展開をしているわけです。
 中国株の大半とは、
 いまだ国有株を持つ中国政府が
 大株主となっているわけですが、
 一方で、すでにペトロチャイナやシノペックといった
 中国株を牽引する有力大型銘柄を
 アメリカの年金資金や
 退職金資金が買い占めて
 大株主となっておりますから、
 中国政府と米国の巨大資金がまるで
 「陰陽調和」のような形で市場に混在しつつあるわけです。

 おりしも、中国最大の中国銀行が
 国有銀行から株式会社組織に移行しました。
 これはグッドニュースとなります。
 中国銀行の香港部門はすでに
 レッドチップ株として上場していますが、
 いよいよ、本体が海外から
 大株主を募って2005年には株式上場します。
 これがまさに2007年の本格的な金融自由化、
 中国躍進の引き金になることは間違いありません。
 もちろん、すでに上場の「中国銀行・香港」や
 「工銀亜州」といった銀行銘柄は
 連動して株価を上げてまいりますから、
 あなたのポートフォリオに
 中国の銀行株を加えておくことを
 しっかりと検討すべきでしょう」

一方で、W・バフェット、J・ロジャーズ、
ビル・ゲーツといった、
米国の大金持ちで著名な投資家の
資金導入の話もしておきましたが、
これからは「中国政府と欧米資金の綱引き」の動きを
的確に捉えることが
「中長期インフラ銘柄選び」のキモとなるという話です。
もちろん、すでに、このあたりにシフトして、
銘柄を仕込んでいる読者も多いでしょうが、
ピンチをチャンスに変える、
ひとつの出来事だと僕は考えているわけです。

もちろん、新刊共著「中国株 絶対銘柄を狙う!」にも
さわりが書いてありますから、
興味があれば手にとって見てください。
今日13日から全国書店で発売です。


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