元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第815回
黄山へ! 中国風水の源流を行く

「からだ、こころ、そして周辺環境」を整えて、
生命場エネルギーを高めよう――、
そう思って、黄山とその山ろくに出かけたといっても、
ま、あまり堅苦しい話ではないのです。

10月のはじめは、台風がいくつも上陸して、
まだ蒸し暑い日々が続いていましたから、
じめじめとした湿気は免疫系のバランスを崩して、
からだにはよくありません。
標高1,800m、黄山の雲海が織りなす、
冷気エネルギーをもらい、
ゆったりと英気を養おうといったところが本音でした。

僕たち夫婦は20年ほどまえ、
中国がまだ改革開放に入る前夜に、
陶磁器で有名な景徳鎮に行くついでに、
このあたりに立ち寄ったことがあるのですが、
そのときは、成田から上海まで飛行機で飛び、
1日がかりで杭州まで蒸気機関車でたどり着き、
さらに1日がかりで、
泥んこ道をバスで景徳鎮まで行った覚えがあります。

そのときバスで通過したのが、
黄山近郊の村々でしたが、
いまでは、成田から杭州まで直行便で3時間。
徽杭高速道路で5時間で、
黄山市(屯渓)に着きますから、
中国の経済成長には驚くばかりでありました。

さて、黄山は、神話時代の中国の皇帝である「黄帝」が
この山で仙術を授けられたという伝説が伝えられ、また、
唐の玄宗皇帝が道教寺院を建てて祭ったことなどがあって、
仙人修行の場とされているわけですが、
雲海、奇松、怪石、絶壁に包まれた、その峰々の姿が
まさに仙境=中国五術や風水の本山そのものなのです。

さて、押すな押すなの観光客に混じって、
麓の雲谷寺駅から
高低差773mの白鵝嶺駅(海抜約1,600m)まで
40人乗りのロープウェイ(日本の川崎重工製)が
約8分で登ります。
降り立てば、そこはまさに
文句なしの「自然の生命場エネルギー」に満ちた仙境です。

運の悪い人は、何日待っても、
黄山の冷たい雨と濃い霧にたたられて、
絶景を眺めるどころか、
「もう2度と行きたくない」ともらすそうですが、
その日は幸運にも紺碧の晴天快晴!
心身が生気エネルギーに洗われるとはこのことでした。

黄山は雲海、奇松、怪石、絶壁・・・
まさに仙境

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2004年11月19日(金)

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