元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第845回
ガン治療法、検査法はこうして決める

ガンといわれれば誰しもが
頭の中が真っ白になります。
しかし、何度も申し上げますが、
ガン宣告即=死ではありませんから、
1、2ヶ月しっかり勉強して、
いろいろな病院や違った診療所、医者を受診して、
納得できる病院と医師を選択しましょう。

とにかく「患者が主役」という考え方が大切ですから、
質問メモを作って、忙しい主治医を引き止めてでも、
基本的な治療法については詳しく聞きだしましょう。

1.ガンの部位は? その病期は? 転移の有無は?
2.手術のメリット、デメリットは?
3.他の治療法選択はないか?
できれば、図などを用いて、
詳しく説明してもらうことが理想的です。

また、大病院などでは、
詳しい検査をするのに、
患者さんを入院させるところが多いのですが、
一度入院してしまえば、
その病院の方針に従わなければならない
雰囲気になります。
たとえ検査入院でガンが判明しても、
すぐに手術に同意するのではなく、
いったん退院して、いろいろ調べたり、
セカンドオピニオンを仰いだり、
家族の協力を得て、
自分の症状や年齢にあった、
治療法を探す期間を作りましょう。

いかに情報を集めるか――
「ガンの情報戦」が治療選択の決め手となります。
ガンの解説書、専門書、体験記、
ルポルタージュ、健康食品に関する書物を
読むことも大切ですが、
手間がかかる、情報が遅れている・・・といった
デメリットは避けられません。

むしろ、いまはインターネットの
yahoo!などの検索サイトに
「大腸ガン」とか「放射線」とか、
知りたいキーワードを入れれば、
たちどころに、さまざまな学会情報も
治療情報も引き出せます。
一番いけない患者の心得は
「すべて医者のおまかせ」という他人頼みの発想です。

というわけで、
これから、数回にわたって、
ガン部位別の検査法について解説していきたいので、
これまたファイリングしておくと便利だと思います。
検査には、以下の3種類があります。
【1】 画像検査
【2】 内視鏡検査
【3】 病理組織学的検査


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2004年12月19日(日)

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