元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第846回
部位別ガン検査法1/【肺ガン】【胃ガン】【大腸ガン】

ガンが疑われた場合、以下のような順序で、
診察・検査を受け、
最後にガンの総合的な診断が行われます。

1.診察
2.レントゲン検査(単純・断層・造影など)
3.CT検査(単純・造影・高性能・ヘリカムCTなど)
4.MRI検査(単純・造影)
5.超音波検査
  (通常超音波・超音波内視鏡・カラードップラー法など)
6.内視鏡検査
  (内視鏡により、異常な部分を直接見たり、
   フィルムにおさめたり、モニター上で見たりする検査法)
7.腫瘍マーカー
8.細胞診
9.生検(組織の一部をとり、詳しく検査します)
10.ガン確定診断

では、それぞれのガン発生部位別の
検査法を以下に紹介していきましょう。

【肺ガンの検査】
ガンの種類と拡がりを知るために
全身の検査が必要です。
X線、CT、ヘリカルCT、MRI、痰検査など。
確定診断には気管支鏡検査、経皮針生検。
腫瘍マーカーは、小細胞肺ガンがNSE、ProGRP、
扁平上皮ガンがSCC、
腺ガンがCEAなどを調べます。 

【胃ガンの検査】
X線、CTによる検査。
そして内視鏡検査で
疑わしい部分の組織を取って
顕微鏡による病理組織検査。
胃ガンであると分かったら、
どのくらいの深さまで浸潤しているかを調べます。
浸潤については超音波内視鏡検査も。
さらに補助検査として
腫瘍マーカーはCEAなどを調べます。

【大腸ガンの検査】
普段は年に一回の便潜血反応検査。
大腸ガンが疑われた場合は、
大腸X線検査または内視鏡検査と
同時に生検。
また腫瘍マーカーのCEA、DAFの検査。
遠隔転移の診断には腹部エコーや
CT、MRI、シンチグラフィーなどが用いられます。


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2004年12月20日(月)

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