元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第854回
一家に一冊!「いのちの手帖」

帯津医師
「いのち、こころ、からだ」の療法=
代替療法、統合医学、そして
ホリスティック療法の話の続きです

          *

だから、患者さんが癒されていくためには、
いかにエネルギーの高い場に
身を置くかが鍵になりますし、
患者さん自身も場のエネルギーを
高めるために貢献しなければなりません。
しかし残念ながら、
そうはいってないのが現状です。

西洋医学陣営は
相も変らずエビデンスが乏しいといって
代替療法を白眼視しますし、
代替療法側は商業主義に走るあまり
誇大な宣伝によって患者さんに
余計なストレスを与えてしまうこともしばしばです。

患者さんと医療を提供する側との統合が
まったく成っていないのです。
これでは統合医学は
まだまだ遠い存在です。
特効薬なんてなくても
患者さんと医療者とが
心から力を合わせることの
統合された“場”さえあれば、
がんは今よりもずっと付き合い易い病になるはずです。

そして、そのためには
患者さんも医療者も、
すべての当事者のなかで、
西洋医学と代替療法とが
統合されることも大事なことです。

この統合をご自身のなかで見事に果たしている
がんを克服した関根進さんの手によって、
この「いのちの手帖」は生まれました。
あなたのお役に立つこと請合です。

これから病院で始まる
診察、検査、治療にどんな心構えでのぞんだらよいのか、
医師や病院とのつきあい方、
手術はもとより
抗がん剤や放射線とはどのようなものなのか、
患者さんが知っておきたいあれこれを簡潔に教えてくれる、
あなたにそっと寄りそう「いのちの手帖」です。

ところどころに散りばめられた
先人のことばは、
あなたがあなたらしくあるための道しるべになることでしょう。
また、大切なことを確認するチェックや、
記録のメモに書き込めばあなたのカルテになります。

この手帖を片手に、どうか、あなたの難関を乗り切ってください。
ご健闘をお祈りいたします。 

帯津良一

          *

すでに全国発売中の
新刊「帯津良一のがんに打ち克つ〈いのちの手帖〉」
(帯津良一・監修 関根進・著 二見書房)を
ぜひ、お読みください。
生きる勇気を奮い立たせる
賢い患者学の知恵が詰まった、いのちの手帖です。
イザというときに役立ててください。


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2004年12月28日(火)

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