元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第865回
夫婦そろって、リハビリ・マッチョ?

絶対安静の「椎間板ヘルニア入院」を終えて、
毎朝、病院のリハビリ道場に通い、
茶髪の理学療法士の青年の言うことを
「ハイ、ハイ!」と素直に聞いて、
ガン爺さんが“筋肉マッチョ”に挑戦した話の続きです

「理学療法」といいますと、
基本的な動作能力を回復するために、
主治医の指示に従って、
牽引温熱療法やリハビリ運動療法で
ダメージを受けた体の機能を回復させる
いわゆる筋骨のリハビリテーションということです。
とくに、この病院は
漢方や鍼灸といった東洋医学療法を
併用するものではありませんが、
それでも、人間の自然治癒力を回復させる、
こうした療法が
いかに大切かを実感しました。

僕は、このコラムでもよく、
食事や呼吸法など、
心身のバランスを保つことが
健康の源だと申し上げてきましたが、
面目ない話ですが、パソコンや執筆仕事で、
運動バランスを欠いていたわけです。
日々、気功や太極拳、ヨガなどを、
もっとまじめに、励行していれば
いくら持病とはいえ、
風呂場の段差を踏み違えたくらいで、
身動きの取れない椎間板ヘルニアに
襲われることもなかったでしょう。
これは日ごろの不養生の報いということです。
改めて「運動不足は病の素だ」と自戒しました。
皆さんも、とくに厳寒の冬は
家に閉じ篭りがちとなりますから、
気をつけてください。

まわりを見回しても、
ぎっくり腰や腰痛になる同年輩の友人が増えています。
65歳以上で腰痛に悩む人は、
100人に20人はいるそうですから、
歳をとっても
食事バランス、呼吸バランスとともに、
運動バランスを図ることが大切です。

いくら長寿時代といっても、
足腰が立たなくなっては、
仕事も思うようにできません。
楽しみの温泉旅行にも出かけられません。
60代にして、早々と“寝たきり長生き”となったのでは、
人生そのものが台無しになってしまいますからね。

というわけで、
ちょうど、その前に中国の旅行中に
お寺の階段から滑って、
尾てい骨をしたたか打った妻も、
「坐骨神経痛になるといけない」と心配して、
僕と一緒に病院にリハビリに通う日々を過ごしたのです。

まさに、懲りない60代夫婦が、
水圧刺激マッサージのウォーターベッドや、
牽引温熱療法のトラックタイザー(脊椎牽引装置)のベッドに、
仲良く? うち並んで、
「筋肉マッチョ」に励むという、
なんとも滑稽で、あわただしい、
昨年の暮れを過ごしたことになりました(^0^)。


←前回記事へ

2005年1月8日(土)

次回記事へ→
過去記事へ 中国株 起業 投資情報コラム「ハイハイQさんQさんデス」
ホーム
最新記事へ