元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第866回
「体を冷やさない」が万病克服のコツ

僕は、このコラムで、
ガンの患者さんたちに、
「とくに季節の変わり目や厳寒の冬は、
 体を冷やさないように、
 携帯カイロでも、湯たんぽでも、
 またビワの葉温灸器でも、
 体を温めることを励行して凌ぎましょう。
 さすれば、再発を防ぎ、
 暖かい春を迎えられます」と、
再三、申してきましたが、
まさに、僕のかかった椎間板ヘルニアや
ぎっくり腰の場合にもいえることです。

インストラクターの茶髪青年の指導による
「筋トレ」「筋肉マッチョ」運動のほかに、
もちろん、こうした体を冷やさない養生法は、
とくに心して励行しています。
椎間板ヘルニアだけでなく、
もちろん、ガンの再発予防にもなりますからね。
「体を冷やさない」が万病克服のコツなのです。

先日も、
病院の主治医が
消炎鎮痛剤や筋肉緩和剤を処方してくれましたので、
薬局へいったわけですが、
ここがたまたま漢方薬も手広く扱っているお店で、
ふとみると「唐辛子入りの温熱湿布」が並んでいたので
試してみました。
ちょっと、ちりちりと刺激があって、
皮膚の敏感な人には向かないようですが、
僕はアレルギーはありませんので、
腰が温まって気持ちがよいので愛用しています。

もちろん、友人たちからは、
鍼灸ヒーラーや指圧整体師などの紹介もありましたが、
ま、いまのところは、試しておりません。
「整形外科医」「理学療法士」そして、
自分なりの「体を温める養生法」の
3つの組み合わせのお陰で、
普通の半分くらいの期間で
快癒の道にたどり着いたようです。

ガンと椎間板ヘルニア・ぎっくり腰の治療を
単純には対比することはできませんが、
西洋医学的な治療法と、
東洋医学的な養生法との、
自分に合った“合わせワザ”で克服する――
やはり、この患者の工夫が、
「万病から命を拾う」ための
賢い患者の知恵だと再認識しました。

どんな病気でもそうですが、
ただ大病院の医師の
手術や化学薬による対症療法だけを盲信するのではなく、
自らの心身の耐久力や免疫力を高める
養生法を上手に組み合わせること、
つまり、
「合わせワザ」の治療計画が、
この長寿難病時代には、
ますます大切になってきたと思います。
「スローヘルス」という考え方は
しなやかな健康法という意味ですが、
したたかな患者学でもあるわけです。


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2005年1月9日(日)

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