元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第917回
冷え予防と「転ばぬ先の杖」

「ガンと冷え予防」の話の続きです
僕は、昨年暮れに
椎間板ヘルニアも併発してしまったため、
足湯をしたり、
ビワの葉温灸をしたり、
梅醤番茶を愛用するだけでなく、
携帯用の使い捨てカイロは離せません。

冷えに効く、使い捨てカイロのヒケツは、
やはり、漢方でいうツボの上に貼ることでしょう。
よく、足腰が冷える、
肩が痛いなどというと、
患部の上に張りがちですが、大事なことはツボです。
僕は、
「膏肓」(こうこう)という、
肩甲骨の下の中央に一枚貼り、
穴」(りょうけつ)という、
骨盤の後ろ、尾てい骨の上に、
もう一枚張るようにして、
なるべく体を温めるようにしています。

先日、朝のNHKの
「生活ホットモーニング」という番組でも 
「冷えの徹底解消術=
 冷えに効く、使い捨てカイロ温熱活用法」
と題して、同じようなヒケツを放映していましたので、
間違いはないでしょう。

この番組では、
もうふたつ「使い捨てカイロ温熱活用法」を紹介していました。
三陰交(さんいんこう)という、
足のうちくるぶしの指3本あがったところに張ること、
そして、
「外関」(がいかん)という
手首の関節から指二本のところを、
息を吐くときに指でさすることを
奨めていました。

ツボ利用の使い捨てカイロのヒケツは、
体の温かくなる仕組みを作ること、
これは即効というより、
1週間くらいから数ヶ月かけて
血液の循環をよくする、
「体のリズムと力」を備える療法だと思います。
使い捨てカイロは肌にじかに貼ると
低音やけどしますから、
ほんのり温かく、
下着の上に貼ることはいうまでもありません。

極寒の季節も体の変調に注意しなければなりませんが、
気温の上げ下げの激しい
季節の変わり目も要注意です。
ガンは油断大敵です。
悪くなってから抗ガン剤や、抗生物質といった
化学薬に頼っても、
かえって免疫力を落として悪化させかねません。
転ばぬ先の杖――、
日ごろからの当たり前の養生が大切なのです。


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2005年3月1日(火)

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