元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第981回
「医療改革」を待ってはいられない!

手術さえすれば「完治」できる、
抗ガン剤こそ「魔法の弾丸」だ――、
こういったシンプルな考え方では
魔物のように複雑怪奇なガンは克服できない――、

患者がQOL(命の質)を守り、
悔いのない人生を掴むには、
「Simple Type(単純形式)ではなく、
 Complex Type(複雑形式)のガン治療に克つ」
西洋医学と中国医学、
代替療法の長所を組み合わせる治療だ――、

患者に期待される、
ガン治療とは
「西洋医学の限界と中国医学の立証性の脆弱さ」を
乗り越える統合医療だ ――、
と、僕は7年間の“複雑な闘病体験”を踏まえて、
何回か、「ガン統合医療のすすめ」について
話をしてきました。

そして、このガン統合医療の見直しの潮流の中で、
再び、世界の注目を集めているのが、
放射線や抗ガン剤との併用で、
じわじわと実績を高めている
漢方複合薬の天仙液ではないか――
と強調してまいりました。

皆さんは、ご家族や友人知人で
ガンに罹った人たち、
いろいろと治療の組み合わせに
悩んでいる人たちのことを思い起こして、
どう考えたでしょうか?

もちろん、ガン治療は、
症状差、個人差、年齢差がありますから、
一概に決め付けられません。
さらに、まえにも書きましたが、
ガンの入院患者の半数以上が、
なんらかの代替療法、中国医学の治療を
併用しているというのに、
また、大学病院サイドでは
代替療法や中国医学の治療法など
「いかがわしい」といって認めてはおりません。

さらにさらに、このコラムで紹介している
先駆的な統合治療医などはまだまだ少数派です。
一口に「統合医療のすすめ」といわれても、
患者自身が治療の選択に迷い、
悩んでいることも現実なのです。

旧態依然とした手術至上主義の日本の医療体制では、
「放射線専門医」ですら全国に400人、
もっと数少ない「抗ガン剤専門医」の認定にしても、
外科医サイドと内科医サイドで揉めているのが
日本の現状ですから、
医師サイドからのノロノロとした
「ガン治療革命」などは待ってはいられません。

悲しい話ですが、
選択肢の広いガン治療や
患者が納得できる治療、そして、
ガン統合医療がシステム化される機運が、
かりに、出てきたとしても、
そうした漫然とした動きを待っていたら、
こちらは“明日の寿命”が持たないことになります。

では、どうすれば、悔いのない治療、
納得できる人生を掴めるのか?
それは、何度もこのコラムで書いているように、
患者自身が率先して、ガン情報を収集し、
自分に合ったガン治療の「合わせワザ」=
自分なりの「ガン統合医療」を
周到に設計することなのです。

というわけで、
新刊「天仙液―ガン治療革命」でもあげた、
「ガン勝利者」になるための患者心得を
次回から提案したいと思います。


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2005年5月4日(水)

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