元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第1032回
「元気で長生き! スローヘルス」

2005年版の高齢社会白書によりますと、
65歳以上の高齢者人口は
2488万人で19.5%に達し、
90歳以上は101万6000人となり
100万人を突破、
100歳以上も2万3000人を超えた・・・といいます。
まさにおめでたい限りですが、
手放しで喜んでばかりはいられませんね。
「寝たきりで長生き」ではなく、
なんとしても「元気で長生き」が
みんなの願いとなってきたからです。

ことガンに限らず、
これだけの長寿社会になると、
ちょっとした化学薬や手術ではどうにも治らない
慢性病が蔓延しております。
50歳を超えたら、
アンチエージングといいますか、
日ごろから、心身のメンテナンスに心していかないと、
自分はもとより、家族や周りの人たちに
迷惑をかけることになりかねません。

ガンの再発不安を抱えながらも
より長生きしていく患者さんも、
さらに増えていくはずですから、
「ガンは不治の病」だから困ったら、
「強い抗ガン剤をぶち込みましょう」などといった
乱暴な治療は、もはや無謀な発想でしょう。
時代遅れになってきたと思います。

ちなみに、
5年ほど前にガンという難病を克服する養生法として、
「スローヘルス」というキーワードを命名したときは、
ちょっと世間的には違和感があったようでしたが、
ますます「スローヘルスな生き方」が
大切になってきたのではないでしょうか?

ただ医師のいうことを妄信する、
ただ化学薬に頼る・・・というのではなく、
心身をトータルにケアしていく
ホリスティックな医療、
いや処世の発想が大切だと
僕はこのコラムでも
単行本でも述べてきました。

よく、ガンの治療法の選択、
食事法や健康食品の選別について
迷うことが多くなりますから、
患者さんやご家族のみなさんからも、
いろいろと相談を受けます。
しかし、「ガンを撃退する」だけでなく、
「元気で長生き」の方も大事にしましょうね、と
申し上げております。

つまり、ガンも一種の突発性老化病と思って
「切り傷を治す」といった発想ではなく、
じっくりと体質改善。
それを一番と考える・・・
このスローヘルスな発想法こそ、
長寿難病社会を「元気で長生きする」秘訣だと
僕も、60代の半ばを超えて、
ますます確信を深めているわけです。

「元気で長生き、スローヘルス!」
みなさんもこのキーワードを胸に、
家族の健康を守りましょう。


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2005年6月24日(金)

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