元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第1068回
「漢方スープ」の効用は?

台湾大学の免疫学博士・孫安迪博士の
「免疫と漢方」についての
講演記事の紹介の続きです

          *

抗ガン効果に優れた成果があるものとして、
黄耆、枸杞、なつめなどがあります。
この三種を材料とするスープは、
国際的にも多くの雑誌に紹介され、
台湾でも私の名前をつけて
安迪湯(アンディスープ)と呼ばれ、
疲労や美容によいと非常に有名です。

作り方は、
黄耆12グラム、
枸杞9グラム、なつめ9グラム、
水2カップを火にかけ、
1カップになるまで煎じます。

アメリカの研究では
ガンによい食品は、
しいたけ類、霊芝、豆類、
緑黄色野菜や、人参、トマト、
ねぎ、にんにく、緑茶、
黄耆、枸杞、なつめなど多種類あります。

緑茶、にんにく(生で新鮮なもの)、
ピーマン、しょうが、人参などは
身体の免疫増加に非常に役立ちます。

抗酸化活性を促すものは、
なつめ、しょうがなどです。
また、バナナ、キウイなどの果物類にも、
身体の機能の活性化に
つながる働きがあります。

          *

以上が、台湾大学の免疫学博士・孫安迪博士の
「免疫と漢方」に関する講演の抜粋です。
僕も台湾で市販されている
安迪湯(アンディスープ)を飲んだことがありますが、
ビタミン剤やサプリメントより、
日本人の体質改善には合っているような感じがします。

さて、最近の衣食住の進歩は、
快適なライフスタイルを
もたらしたと信じられていますが、
心身の免疫力を低下させ、
ガンのみならず、アトピーや花粉症といった
生活習慣難病を
蔓延させているのではないでしょうか?

農薬と化学添加物による食品公害、
快適な車やエアコンの普及、夜型生活の増加。
化学合成製品の氾濫、
リストラ、不況といった社会的なストレス・・・
これらの一つ一つが、体調不良、睡眠不足、
アレルギーといった慢性難病を引き起こしています。
免疫を高める一つの方法として、
漢方の作用が、
ますます注目されているといったらよいでしょう。


←前回記事へ

2005年7月30日(土)

次回記事へ→
過去記事へ 中国株 起業 投資情報コラム「ハイハイQさんQさんデス」
ホーム
最新記事へ