元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第1088回
「いのちの金言」を持とう!

「言葉は本来、いのちの力なり」という、
ホリスティック医学の草分け、
帯津良一医師話の続きです

僕は、この話に感動したこともあって、
「帯津良一のがんに打ち克つ いのちの手帖」
という本を書き下ろし、
その中に、患者のみなさんを勇気付ける
「癒しのことば」を収録したのです。
ヘレン・ケラー、ヴィクトル・ユーゴー、
ベートーベン、孔子・・・と
東西古今の金言から選りすぐったものですが、
すでに、この本を読んで、
座右の銘に使っていただいている
患者さんもおられます。

こうした希望の名言の中でも、
帯津医師自身は、とくにサンテクジュベリの
「愛はお互いに見つめあうことではなく、
 ともに同じ方向を見つめることである」
という言葉が好きだといいます。

それは、よい「コミュニケーションの場」を、
患者、家族、医師が一緒になってつくることが
生きる勇気をもたらす、
これこそ、癒しの局地だと考えているからでしょう。

よい「場」とは、
いのち溢れる人と人とのネットワークや
「言葉の力」によってできる
よい家庭、よい職場、よい医療現場です。

ガンに始まる生活習慣難病は
決して「切れば安心」というものではありません。

あなたも「いのちの金言」を大事にしましょう。
また、言葉を持って、
お互いに勇気を分かち合う
エネルギーの溢れる「いのちの場」をつくりましょう。
この「場の養生法」こそ、長寿難病時代の大切な心得です。

というわけで、
拙著「帯津良一のがんに打ち克つ 
いのちの手帖」に収録した
「癒しのことば」「いのちの金言集」を
一挙、再録しますので、
まだ読んでいない方は、ぜひ参考にしてみてください。

          *

●一日一生
                 「内村鑑三」

●寝床につく時に、
  翌朝起きることを楽しみにしている人間は幸福である
                 「ヒルティ」

●希望は、ひとを成功に導く信仰である。
  希望がなければ何事も成就することができない
                 「ヘレン・ケラー」

●大きな悲しみには勇気をもって立ち向かい
  小さな悲しみには忍耐を持って立ち向かえ
  一日の仕事を終えたら安らかに眠れ
  あとは神が守ってくださる
                 「ヴィクトル・ユーゴー」

●どっちみち、
  人間は生まれたときも孤独なら、
  死んでいくときも一人ぽっちだ
                 「ルオー」

●きよしこの夜 星はひかり、
  すくいのみ子は まぶねの中に
  ねむりたもう いとやすく
                 「グルーバー 賛美歌作曲者」


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2005年8月19日(金)

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