元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第1173回
「ガンもボケも」食べて治そう

前回まで、
ホリスティック医学の権威であり、
僕の主治医でもある、
帯津良一博士の編著による新刊本=
「がんを治す在宅療法大事典」について
紹介してきました

この長寿難病社会では、
人間の臓器を、まるで機械の部品修理のように扱う
いまの医療システムに批判が上がり、
また、より人間の心身を丸ごと診ていく、
ホリスティックな治療が見直されつつあります。
もちろん、病院という治療の場だけでなく、
地域や在宅についての医療・介護のあり方が
問い直されているといってよいでしょう。

その帯津医師と僕の講演会が、
11月23日(水・祝日)に開催されますので、
ちょっと、案内をしておきます。
ホリスティックな治療を奨める講演会といっても、
23日に開かれるセミナーは
「介護をもっと、ホリスティックに」というテーマで、
とくにガンだけでなく、認知症や老齢者医療など、
より広範囲な介護について、
病院はもちろん、在宅や地域で、
よりホリスティックな環境を作れないか?
そうした提案をするセミナーです。

主催するのは「NPOオーロラ自由会議」、
「ホリスティック介護研究会」をやっておられる
遠藤京子さんで、司会は作家の山口泉さんです。
ふたりともスローヘルス研究会に
何度か出席されたことがあります。
「医療だけでなく、介護においても、
 一人ひとりの被介護者の全体性を考えたい」というのが、
今回の企画の主旨のようです。

詳しい内容については、
まだ帯津医師とも相談はしていないのですが、
僕は「母はボケ、俺はガン」という
闘病記でも書きましたように、ガンとボケという、
まさに長寿難病と、その医療矛盾を同時に体験した
患者であり、家族でもあります。
その7年の経験から、ドクハラ医師も告発し、
スローヘルスという患者にやさしい治療のあり方も、
提唱してきたわけです。

ホリスティックな考え方といえば、
ガンの場合、帯津医師の新刊本にもありますように、
「退院後」の在宅療法をいかに人間本位に過ごすか――、
これが「延命」「完治」への近道なわけです。
しかし、認知症のような老齢者の介護の場合は、
介護病院のシステムの問題もありますが、
僕は「入院前」の在宅養生が大切だと、
体験上、痛切に感じています。
とくに、ガンの再発予防のためには、
玄米菜食による食事療法が
かなり効果を上げるものですが、
認知症の場合には、「介護入院」しないための、
食事環境改善がとても大切だ――、
こうした話をしたいと思っています。
「退院後、ガンは食べて治す」
「入院前、ボケは食べて治す」
といった提案を、僕は話す予定です。

【帯津良一&関根進 講演会】
演題 「介護をもっと、ホリスティックに」
日時 11月23日(水・祝日)正午〜午後5時30分
講演 帯津良一&関根進
場所 中目黒住区センター会議室
会費 2000円
主催 「NPOオーロラ自由会議」
「ホリスティック介護研究会」
申し込み先 TEL:03-5725-6906

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2005年11月12日(土)

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