元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第1178回
家庭でできる「はり灸」

まえに、帯津良一博士の編著
「がんを治す 在宅療法大事典」(二見書房)という
新刊本を紹介しました

「ガンは諦めてはいけない!
 治療法はいくらでもあります」
「その基本が手術、抗ガン剤、放射線という
 西洋医学の治療だけでなく、
 食事、漢方薬、気功、ホメオパシーといった
 代替療法を組みあわせる統合医学、
 つまり全人間的な治療=ホリスティックだ」
「とくに退院後の在宅療法が
 延命と完治を勝ち取るカギだ」というのが、
内容の特徴ですが、
この本が画期的なことは、もうひとつあります。

食事、漢方薬、鍼灸、気功、心理療法、
SAT療法、ホメオパシー・・・
と各ジャンルに渡って、
患者と家族が、在宅で出来る、
注目の代替療法のしくみを、
帯津病院のベテラン・スタッフが
分かりやすく解説しているところです。

とくに、家庭でできる「はり灸」という項目が、
ツボの抑え方などが図解入りで、
分かりやすく、
誰にでも自宅で応用できますので、
紹介したいと思います。

家庭で出来る「はり灸」について解説するのは、
帯津三敬塾クリニックの担当治療師の
鵜沼宏樹先生です。
鵜沼宏樹さんは、
1989年北京中医学院(現・北京中医薬大学)卒業。
9年間、中国各地を訪ね、
気功医師、太極拳家、鍼灸医に師事。
帰国後、鍼灸・指圧師の資格取得し、
帯津三敬病院中国室室長として、
西洋医学と連携しつつ、
末期ガンを始め、
主に難病患者の気功・鍼灸治療にあたっておられます。

僕も、帯津博士の中国取材に
同道させていただいたときに、
鵜沼先生とご一緒したことがありますが、
北京語はペラペラで、
鍼灸や指圧についても、
じつに分かりやすく解説してくれる
とてもやさしい方なのです。
この本でも、
針灸のメカニズムをこんな風に解説しております。

          *

「はりや灸の、ツボへの刺激によって、
 経絡を流れる気血の運行が円滑になり、
 各器官のアンバランスも修正され、
 正気(免疫力)も充実することで病が治る」
というものです。
経絡とは、体全身にはりめぐらされたネットワークで、
体表と内臓をつないでいます。
ちょうど鉄道の線路のようなもので、
線路上にある駅に相当するのが
ツボということになります。

          *

どうです? 分かりやすいでしょう。
では、明日から、
「がんを治す 在宅療法大事典」に掲載された
鵜沼式・家庭で出来る「はり灸」の実践法を
紹介しましょう。


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2005年11月17日(木)

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