元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第1212回
1に運動、2に食事

ガンにもボケ=認知症にも、
食生活の改善が急務だ――、
最もバランスが取れ、
日本人の体質に合った食べ物が「玄米」だ――、
日々、玄米菜食を
どう組み合わせて食べていけばよいのか?
という話の続きです

          *

しかし、大学病院では、
伝統食はもちろん、漢方なども、
まやかしの医療として認めませんから、多くの人が
「玄米で病気が治るわけがない」
「えー、あんな兎の餌みたいなものよく食うな」
とあきれますが、
女性のみなさんはよく知っていますね。
いま、こうしたマクロビオティック玄米菜食の
レストランは超満員です。
もちろん、料理が美味しくなければ客は来ませんが、
ダイエットにも効果があることを知っているのですね。
もちろん、肉食の過食を和らげ、
腸の毒素を排泄し、
快食快眠快便になることは間違いありません。

消化が悪いという人もいますが、
炊き方次第で、モチモチと美味しく食べられます。
詳しく知りたい方は、
拙著「しなやかな玄米菜食」を読んでください。

ちなみに、先日のWHO(世界保健機関)の調査では
「世界の肥満人口が10億人を超えた」と発表されました。
また、2003年3月のWHO調査などを読んでも、
健康維持・病気予防は生活習慣の改善にあり、
とくに1に運動、2に食事だと発表していましたが、
次の5原則を順番に、日々の養生を考えるのが、
これからのガンやボケを予防する近道だと思います。

予防も治療も「薬」と「病院」が一番ではありません。
1に運動、2に食事、3に禁煙、
4にサプリ、5に薬(病院)・・・と、

過度にならないように、バランスよく考えましょう。
これが、これからの
「ホリスティックな介護予防学」にも有効です。
また、私たち、スローヘルスの仲間が実践している、
ホリスティックな治療組み合わせなのです。

食事法のほかに、
呼吸法ないしリズム運動や呼吸法は大切です。
うつ病や切れるといった
統合失調症の症状だけでなく、
認知障害は脳内のセロトニン神経の不活性に
原因があると言われます。
そのセロトニン神経を活性化させる、
つまり、精神の安定を計るα波を出させるためには、
集中型呼吸法=座禅、気功、散歩運動を、
40代、50代のときから日々心がけることが大切です。

呼吸法、気功については、
帯津良一先生の専門分野ですから、
のちほど話が出ると思います。

          *

※セロトニン=脳内の神経伝達物質の一つ。
  必須アミノ酸=トリプトファンの代謝過程で生成されるもの。
  ほかの神経伝達物質であるドーパミン(喜び)、
  ノルアドレナリン(恐れ)などの情報をコントロールし、
  精神を安定させる作用がある。
  セロトニンが不足すると
  感情にブレーキがかかりにくくなるため、
  快楽から抜け出せずに依存症に陥ったり、
  うつ病になりやすいなどといった説がある。


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2005年12月21日(水)

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