元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第1232回
不眠解消の3つの気功法

僕の敬愛する気功師・鵜沼宏樹さん
不安感、不眠、頭痛、めまい・・・といった
日々の慢性疾患を改善させる気功法の話の続きです
発売中の「がんを治す 在宅療法大事典」の中で
こう書いています。

          *

不眠、あるいはなかなか寝つけないとき
このときには三つの功法のなかから、
ひとつかふたつを選んで試してみましょう。
その三種類とは、
1.荘子の聴息法 2.老叟焼丹 3.手訣安眠法です。

1.荘子の聴息法
  ※「第1230回 ガンの放射線治療と気功」を参照

2.老叟焼丹(ろうそうしょうたん) 
  これは呼吸法のひとつですが、
  入眠前に練習します。
  まずイスに腰かけ、両手を膝の上にのせます。
  つぎに手をかえし肩の高さまであげて、
  ちょうど本を読むような姿勢をつくります。
  ここから手を下げながらゆっくり息を吐き、
  手が下まで降りたら、
  さらに体を前に倒して息を吐ききります。
  つぎに息を吸いながら
  何かをすくいあげるように
  手のひらを上に向け、
  体をもとのように起こしていきます。
  これを3分程度つづけます。

3.手訣安眠法(しゅけつあんみんほう)
  これは手の指だけで行なうものです。
  中国は伝統的には
  心の一部を五つの成分に分けています。
  それは魂、神、意、魄、志の五つですが、
  これが五本の手指に対応しています。

  ところで中国医学では
  不眠あるいは入眠困難を
  「魂魄がうまく合わない」からだと考えています。
  この考えから、魄に相当する人指し指と
  魄に相当する薬指を、
  繰り返し母指で触るという
  この功法が生まれました。

  「コン、ハク、コン、ハク」と
  繰り返し念じながら
  親指の腹で人指し指の腹と
  薬指の腹を交互に触ります。
  寝床についてから、これを練習します。

          *

ちなみに、詳しく知りたい人は、
帯津良一・編著の近刊
「がんを治す 在宅療法大事典」を読んでください。
分かりやすいイラスト入りで
解説されています。


←前回記事へ

2006年1月10日(火)

次回記事へ→
過去記事へ 中国株 起業 投資情報コラム「ハイハイQさんQさんデス」
ホーム
最新記事へ