元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第1271回
患者学的治療学の本・7冊

しなやかな患者学、
ゆったり健康学を目標とする
スローヘルス研究会・編集の雑誌
「いのちの手帖」の書評には、
医師の論文のためではなく、
なんとしても、編集の姿勢が
「患者が主体であるかどうか?」――、
そうした「患者学的治療学」をモノサシにして、
患者のためになる「いのち本」を
選んでみよう、推奨しようと、考えたという話の続きです。

さて、その書評欄は
《本の愉しみ/ブックス フォア スローヘルス》
というタイトルです。
では、新雑誌が推奨する、
「患者学的治療学の本」=「いのち本」の7冊とは?
以下のようなラインアップです。
さわりだけを紹介します。

(1)7つの養生法が楽しくできる本
「あるがままに生き死を見つめる7つの教え」
(帯津 良一・著 講談社)1470円
――ホリスティック医学の草分け・
帯津良一医師が解き明かす「攻めの養生訓・7つの教え」。

(2)人生は観い(おもい)のままに自在であれ
「観自在」(安岡章太郎・著 世界文化社) 2100円
――芥川賞の現役・最長老作家で
日本文壇の重鎮である安岡章太郎さんらしい、
気ままに自在に生きてきた人生観

(3)週末48時間! 体の掃除のススメ
「48時間浄化法」
(スージー・グラント著、藤野邦夫・訳 風雲舎) 1680円
――週末の2日間こそ自然食に馴染んで、
疲れた心身をリセットしよう。
そうすれば、月曜日の目覚めがグンと変わり、
心身に健康がもたらされる。

(4)キッチンこそ家庭の薬局だ
「しなやかな玄米菜食」
(関根進・著 太陽企画出版)1470円
――日々の食事の選択が、
どれだけガンの侵食を押さえるか? 
いかに高蛋白、高脂質の
「食の堕落」を避けることが大切か? 

(5)いったい、ガン治療は進歩しているのか?
「多重がんを克服して」
(黒川宣之・著 週刊金曜日)1365円
――「週刊金曜日」の前・発行人である
黒川宣之さんによる、
10年間の多重ガンの克服体験から
書き下ろした、まさに患者学的治療学の本。

(6)抗ガン剤治療を受ける前に!
「抗ガン剤治療のすべてがわかる本」
(矢沢サイエンスオフィス・編 学習研究社)2415円
――最新ガン治療を探せといわれても、
ガンの患者ばかりか家族にもなかなか分かりにくいもの。
患者が抱える疑問と不安に
詳しく答えようとするQ&Aがポイント。

(7)いのちを上手に掴むには?
「帯津良一の がんに打ち克つ いのちの手帖」
(帯津良一・監修 関根進・著 二見書房)1260円
――検査や治療の組み合わせ設計術だけでなく、
患者と家族の処世術も簡潔に教えてくれる、
ポケット携帯版の「いのちの手帖」

すでに、みなさんも読んだ本があるかも知れませんが、
からだの「治療学」としてだけでなく、
心身全体の「養生学」、
いや「処世学」としてじっくり読める、
まさに「いのちの患者学読本」です。
また、この欄は、
推奨本7冊の「ブック・プレゼント」付ですので、
詳しく知りたい人は、
「いのちの手帖」創刊号を手にとって見てください。


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2006年2月18日(土)

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