元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第1380回
ガン市民講座からのメッセージ

6月16日〜18日に開かれる
「アンチエイジング国際シンポジウム」の分科会・市民講座のひとつとして、
僕たちスローヘルス研究会のメンバーによるセミナー、
「ガン患者とアンチエイジング〜
ゆったり長生き! スローヘルス(創延命)患者学のすすめ」
が開かれます。
その話の続きです。
●場所=ホテル・グランパシフィック・メリディアン(東京・台場)
●日時2006年6月17日(土)午後1時〜5時
この「市民講座」に限り、参加費無料です。
参加希望の方は予約登録制ですので、AISETの
ホームページ※1を開いて
「市民講座」の項目から申し込んでください。

さて、基調講演をお願いした
キャンサーフリートピアの代表医師・三好立先生と、
翻訳家で元東大講師の藤野邦夫さんの略歴を、
前回、紹介しましたが、
おふたりから講演に先立つ【メッセージ】が
届いていますので紹介しておきます。

基調講演前半の三好立医師は、
日本初のガン専門相談所
「キャンサーフリートピア」※2の創設者・故土屋繁裕医師の
遺志を受け継ぎ、患者が納得のいくHMB(人間本位治療)の
実現を目指している方で、悩める「患者の代理人」として、
ガン治療計画やセカンドオピニオン相談に
懇切丁寧にあたっています。

【講演者からのメッセージ】
「お〜い、三好、大学病院なんか辞めて、早くこっちに来いよ。
一緒にキャンサーフリートピアをやるぞ!」
「OKっすよ、来年の春から手伝いますよー」・・・
これが昨年、土屋先生が急逝する2ヶ月前
、2人で飲みながらの会話でした。
微力ながら「師」の遺志を継ぎ、
まずは「師」に近づくことを目指しながら、
キャンサーフリートピア、2006年4月より再出航しています。
キャンサーフリートピアでは,今後も患者のみなさんが納得される
HMB(人間本位治療)の実現を目指してまいります。
そこで、当日は、
心身にやさしいスローエイジング(延老化)療法の中から、
特に抗ガン剤治療の新しい考え方である、
「休眠療法」の紹介と今後の展望についてお話しさせて頂きます。

また、藤野邦夫さんは、最新のガン治療をはじめ、
数々の医療関係翻訳書を手掛けているため、
日本の忙しすぎる医師より、
世界のガン医療に対する豊富な知識を持っている貴重な方です。
また、人間丸ごとを診る
「ホリスティック医学」に関する翻訳も多く、
日本のドクターが集まるセミナーや
各地の大学でも精力的に講演をされています。

【講演者からのメッセージ】
●ガン治療にかかわる現代医学の進歩は目覚しい。
たとえば、抗ガン剤の時間調節療法であるクロノセラピーや
放射線内照射のブラキセラピーに長足の進展が見られ、
私自身、ブラキセラピーで前立腺ガンを治したが、
この最新療法によって、子宮頸ガン、舌ガン、乳ガンにも
新しい展望が開けてきています。

●しかし、一方で、手術、放射線、
抗ガン剤を中心とする西洋医学には、
はっきりした限界があり、
世界の医療先進国の趨勢は、西洋医学を中心にしながら、
さまざまな代替療法も組み合わせていこうという
全体医療(ホリスティック医療もしくは統合医療)にあります。
代替療法には、免疫療法と食事などを中心とした
細胞改善法、生活習慣改善法があります。

●当日は、多様な治療法が取り入れられる中で、
たしかな延命療法として、
患者の側になにができるかについても学んでいきたいと思います。
たとえば、イギリスのTVジャーナリスト・スージー・グラント氏
「健康で爽やかに暮らしたければ、日々の食品を変え、
週末の48時間で心身共にリフレッシュ浄化しよう」と、
誰にでも出来る生活習慣改善法を提唱しています。
これからの延命治療の選択は、
まさに患者の情報収集力と判断力にかかってきたと思います。


※1 http://www.aiset2006.jp
※2 http://www.cftopia.com


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2006年6月7日(水)

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