元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第1387回
【闘病記】肺ガン、そして脳転移を超えて

季刊「いのちの手帖」には、
多くのキャンサー・サバイバー(ガン生還患者)の方たちから
「いのちを掴む」ために綴った渾身のメッセージが
【闘病記 ガンはあきらめない】と題して
実名原稿で寄せられたため、
その生きる勇気が賞賛され、
また「いのちの手帖」に対する
関係者からの評価も高まっているわけですが、
そのスローヘルス延命闘病記からの抜粋――、、

前回の前「週刊金曜日」発行人の黒川宣之さんの手記に続いて、
もう一人、「肺ガン、そして脳転移を超えて14年」と題する
元ブリティッシュ・カウンシル留学情報室長の
小澤恵子さんからの原稿の紹介です。

             *

【闘病記】ガンはあきらめない  
肺から脳転移・・・
全身温熱療法を受けて 
            小澤惠子


右肺の下葉切除の手術を受けてから
丁度10年目になる2002年の6月に
右肺の再発と同時に脳への転移が発見されました。
その際に最初の脳のガンマナイフ(以下γナイフ)治療を受けて、
以来2年間ほぼ毎月MRIの検査を受けていたのに、
2005年は1月4日のMRI検査の結果、
『脳に怪しい影がある』という
外来の主治医の所見を苦々しい思いで聞くことから始まりました。

なぜ3cmちかくになるまで発見できなかったのでしょう? 
病院のγナイフの主任医師からの呼び出しを受けて、
飛んでいくと、その場ですぐに入院手続きをすませ、
2月14日に2度目のγナイフ治療を受けることが決まりました。
しかも、治療のために入院して検査をしてみたら、
転移巣が20箇所もあることが判明したのです。

通常ならば、数個以上の病巣があると、
全脳照射の放射線治療ということになるのでしょうけれど、
幸いにγナイフ担当の医師たちが頑張って
γナイフ治療をしてくれました。
それ以降、また、ほぼ毎月のペースでMRIの検査を
受けることになりました。

ガン患者は誰でも、再発と転移の
不安と恐怖を抱えながら日々を送っています。
2度目のγナイフ治療からたった5ヶ月目のMRI検査で
また『怪しい影』が発見され、
今度こそ、1度しかできない
全脳照射を受けざるを得ないのかと覚悟をしましたが、
検査の結果、
8月2日に3度目のγナイフ治療を受けられることになりました。
今度の病巣は10箇所で、発見が早かった分、
病巣は全体に比較的小さめでした。

しかし、脳の転移病巣への治療後である
9月の血液検査の腫瘍マーカーの数値が高かったのです。
ほかの部位への転移の可能性を疑って検査をした結果、
右肺の気管支がガンの増大のために2本閉塞、
1本が狭窄していることが判明しました。
脳への転移に気をとられている間に
医師達も私も肺の病巣のことを忘れていたのです。

  http://www.aiset2006.jp
(なお、お蔭さまをもちまして「ガン市民講座」は予約満席と
なりましたので応募を締め切りました)


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2006年6月14日(水)

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