元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第1416回
デトックス(解毒)なわが家のメニュー

「入れたら出す」・・・
夏こそデトックス(解毒)料理で乗り切ろう
という話を書いてきましたが、
「このくそ暑いのに玄米ご飯なんて」とか
「兎の餌みたいなもの食べられないよ」などと
馬鹿にしていると、ダイエットはもとより、
体調不良からも立ち直れなくなります。
便秘でお分かりの通り、
腸を汚物とガスで充満させ、
血液を酸化させればさせるほど、
体調不良どころか、ガンの蔓延する元にもなりかねないません。

ともあれ、僕にしても8年間、
食道ガンを切らずに、
この食事療法を含めたホリスティックな養生法で、
なんとか延命してきたのですから、
まんざら、あたらずとも遠からずのスローヘルスの知恵なのです。

というわけで、この長寿難病時代を元気に長生き!
上手に延命を図ろうと思ったら、
外食太りや添加物汚染を予防するためにも、
面倒がらずに、夫婦で玄米菜食料理の基礎のキソを
覚えておくことが大切です。
以下、わが家の「デトックス・メニュー」の
キソを書いておきますので、
まだ玄米に挑戦していない人は
ぜひ、試してみてください。

●「玄米ご飯」の美味しい炊き方
ステンレス製圧力鍋(フィスラー社製)に
カムカム鍋(オーサワジャパン製)を入れて使うと
遠赤外線効果でむっちりと美味しく炊き上がります。
1・玄米2カップを流水で洗う 
2・玄米と水2カップ、さらに自然塩少々をカムカム鍋に入れる 
3・圧力鍋に水をカムカム鍋のふち2センチ下まで入れ、
カムカム鍋にふたをし、圧力鍋も閉じる 
4・強火で15分ほどでシュッシュッと沸騰するので、
おもりが揺れたら弱火にして60分ほど炊く。 
5・火から下ろし、圧が抜けるまでそのままに。 
6・ふたを開けてご飯を混ぜてほぐす。

●「出汁」の作り方
マクロビオティックでは鰹節、煮干などの
動物性の出汁は使いません。
肉同様に体を酸化させるからです。
昆布と椎茸を使います。
煮出すのではなく、
水につけるだけで美味しい出汁が出るので、
夜、寝る前につけておけば、翌日すぐに使えます。
広口の空き瓶に水2カップを入れ、
昆布5×10センチと干し椎茸3個を適当に千切って浸し、
冬は常温で、夏は冷蔵庫で一晩つけてください。
料理に使うときは適度の分量を10分ほど煮出して、
昆布の旨味をだし、椎茸の臭みを煮とばす。

● 大根と油揚げの味噌汁の作り方
1・大根の身を短冊切りに、葉を千切りにして塩をまぶす 
2・油揚げは長い辺を半分にして細切りにし、
温めた鍋で空煎りする 
3・油揚げの油が出てきたら、大根をも炒め、出汁を入れて煮たてる。
出汁で味噌(豆味噌と麦味噌を半々)を伸ばして入れ、
大根葉の水気を絞ってから浮かせる。

これが、デトックスな「ご飯と味噌汁」の主食の基本だと
覚えてください。
とにかく、2、3日で、もりもりと野太いウンチが出て
世界の見方が変わってくるから不思議です。
もちろん、これだけでは、
お坊さんの修行食のようになってしまいますから、
食卓を楽しくさせる、デトックスな主菜、副菜が付きます。
その「お惣菜」については、また、明日・・・。


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2006年7月13日(木)

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