元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第1460回
養生は坊さんの修行にあらず

ときには、多次元発想を持つことは、
患者のストレスを発散させ、
新たな希望のエネルギーを醸し出す
パワーになるという話の続きです。

より宇宙自然の根源的エネルギーと繋がった、
体内のエネルギーを高揚させること、
「己のいのちは己で掴む」と、
希望と勇気のエネルギーを高めること、
そのために、気功や食事や瞑想といった「養生法」を励行して
大いなる精神エネルギーを受け入れること・・・
こうした「多次元発想の養生法」は、
とくにガンのような「ミステリアスな老化病」から
再生を図る大きなパワーとなります。
決して、惨い手術と大量の化学劇薬に頼ることだけが
ガンから生還する手立てではありません。

ただし、「多次元体験」「癒しの養生法」といっても、
堅苦しく考えることは禁物です。
多次元体験にはまって、絶えずマインドコントロールされたり、
癒しの養生法といっても、坊さんの修行のような
生活パターンに枠をはめることは、
それこそ低次元の発想でしょう。

まえにも書きましたが、
いまの西洋医学の限界を感じた帯津良一博士は、
ホリスティック医学の基本哲学として
「自己の養生を果たしていくと、
宇宙、外界の大いなるいのちにぶつかり、
その瞬間、“生命の躍動”【エラン ビタール(Elan Vital)】=
感動の小爆発が起こって、一人一人が歓喜に満ち溢れる・・・」
これが、「いい生命の場を作る」
ホリスティック医学の真髄だ」と提唱しています。

そして、ガンの患者には、
【通常治療】のほかに、
以下のような日ごろの【養生法】をすすめています。

●スローヘルス・7つの「攻めの養生法」
1.勤運動(運動にいそしむ)
2.練気功(気功を練習する)
3.節飲食(食事を節する)
4.暢情志(心をのびやかにする)
5.慎起居(正しい日常生活)
6.適環境(環境に適する)
7.補薬物(薬で補う)
この7つがスローヘルス(創延命患者学)の
大切な実践法というわけです。

よくストレスがガンの元凶だといいますが、
「養生」や「異次元発想」といったことも、
愉しむゆとりや勇気があれば、自然と心身に躍動のエネルギーが
あふれ出てくるものでしょう。

繰り返しますが、養生というと修行者の難行苦行を想像する人、
またアセンション=次元上昇というと、
日々、マインドコントロールを強いる人がいます。
また、農薬まみれや添加物まみれの食事など少しもいとわず、
カルト活動に専念する人、
都会のスモッグの真っ只中で呼吸法を励行している人などもいます。
これこそ、心身のバランスを破壊する
アンバランスなライフスタイルではないか?と僕は考えています。

一服の清涼剤、気分転換薬として、
「養生」「多次元体験」などは、気楽に、自然に、
愉しめばよいのではないでしょうか?
ときおりでもいいから、
高次元の可能性が見えたり、分かったりしてくると、
不思議と、人生の道も開けて来るものなのです。


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2006年8月26日(土)

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