元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第1490回
世界中に安全な場所などない!

インドネシアのリゾート・バリ島で1週間ほど、
のんびりと過ごしてきた話を書いてきました。
ところが「バリ島に孫娘といっしょに遊んでくるよ」
といったら、大抵の友人たちが
「それは危ない。止めろ、止めろ」
と制止したことはいうまでもありません。

まえにも書きましたが、インドネシアのバリ島は、
ヨーロッパからのセレブも押しかける世界有数のリゾート地ですが、
なにせ、この5月、さらに7月と続けて
大地震のニュースが流れた火山地震地帯であり、
おまけに、1年前には、イスラム過激派が
バリ島の観光地のど真ん中にある
有名レストランに爆弾を仕掛けた事件も起こったところです。
さらに、僕たちの出発直前には、
ロンドン空港で、やはりイスラム過激派が
爆発物を仕掛けたのではないか?という
物騒な未遂事件も明るみに出た直後で、
海外旅行そのものが赤信号となっているときでした。

でも、僕は、少々へそ曲がりのところがありますから、
「9月には、またテポドンとかいう
ミサイルが日本に向けて飛んでくるなんていう噂もあるから、
逃げ出した方が得策さ。
いまや、世界中でここが安全なんていう都市はないよ、ハハハ」と、
ちょっと強がりをいいながら出かけたわけです。
もちろん、こうして無事、帰国報告を書いているわけですから、
椰子の葉陰で、南国のそよ風に吹かれながら、
まさに孫バカならぬ、
孫ボケの日々をのんびり楽しんできたわけです。

もちろん、ジョクジャカルタの仏教遺跡の見物に行く途中には、
まだ地震で崩れたままの家も見かけましたし、
三日月マークのインドネシア赤十字の車や
日本からも来たボランティアの車も見かけました。
しかし、どうも、日本のマスコミは、
地震やテロというと大仰に恐怖と不安を煽り立てますから、
四六時中、インドネシア全土が、
地震とテロの恐怖におののいているように思いがちですが、
ジャカルタ、ジョクジャカルタ、そしてバリ島の町の繁華街、
どこへ行っても名物の2人乗り、3人乗りのオートバイの大洪水。
現地の人たちの顔はイキイキとして、
町の経済活動も活発で、とても活況を呈しているのです。

というわけで、寄付金で協力することは別にしても、
大いに、現地の人たちが作っている、
特産品や土産品をたくさん買いました。
僕たち夫婦は、昔から、珍品買い物癖、
アンティック収集癖がありますので、
爺さんは銀工場で仏像を、
妻はアタという網籠工場に行ってハンドバッグを、
5つも、6つも買い占めました。
いわば、間接的に? 現地の人たちの経済復興に
協力もしてきたことになります。
「レジャーにいって調子のよいことを書くな!」
と、目くじらを立てないで下さいね。
「困っている人に“私”が楽を与えてやったのだという、
“私”を捨てるという気持ちこそ、
捨=救済の本義である・・・」
などと、ちょっとこじつけめいた屁理屈をこねながら、
おかげさまで、この夏の癒しの旅を終えたことになります。

バリ島から帰って9月になりますと、
東京も急に涼しくなってきましたが、
相変わらず、陰鬱な湿気は変わりません。
あれだけ爽快だった体調も崩しかねません。
明け方冷え込んでくると、
小さな湯たんぽで温めて寝たり、季節の変わり目を迎えて、
また、自分なりのバランス補正法を工夫していますが、
みなさんも「薬より養生」という教訓を忘れずに、
上手に、日々のスローヘルスにいそしんでくださいね。


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2006年9月25日(月)

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