元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第1528回
死を恐れず、ガンと共に生きる

台湾の脳神経外科医・
許達夫(きょ だふ)医師による、
「わたしの大腸ガン・克服記」という
講演の抜粋紹介の続きです。

           *

ガンは「身」「心」「霊」・・・
いのち全体を蝕む病気ですから、
心の持ち方に変化をもたらす環境作り=
養生生活が、とくに大切なのです。
ですから、死を恐れず、生涯をかけて
身、心、霊性を高めるように心がけましょう。

ただし、「死を恐れず」といっても、
なかなか難しいものです。
ちなみに死を恐れないですむタイプの人とは
以下の5つが考えられます。
(1)2歳前の子ども
(2)認知症のお年寄り
(3)戦争状態の中での決死隊の人
(4)人生の希望を捨てた人
(5)そして、心配事を取り除くことが出来る人

もちろん、ガンの患者の立場は、
(4)ではなく(5)を選ぶべきですが。
さまざまな心配事を取り除くためにも、
とくに細胞能力を高める「食事療法」と「気功法」は大切です。
再生細胞といわれる幹細胞の活性化にも影響を及ぼします。
心身の環境場を高めることが病気を治す源です。

というわけで、私の敬愛する
何人かの人生の師が残している「貴人善語」、
つまり、心身のエネルギーを高め、
よりゆたかな人生に変える
「いのちの金言」を処世訓としています。
その一部を紹介しますので、
みなさんも、ぜひ参考にしていただきたいと思います。

私の気功の先生は、養生の心得としてこういっています。
「薬補不如食補 食補不如功補」
薬は食事に及ばない、
さらに食事は気功に及ばない・・・と。

また、死を恐れず、病気を克服していく心得として
以下のような善語も残しています。
「生要接受 死要準備
休息中不休息 不休息中休息」
チベット密教のダライラマ法王も
「死は使い古した服のようなものだ。
安らかに生きよ」と申されています。

すでに、私は、台湾で「感謝老天,我得了癌症!
許達夫醫師與癌共存之道」という
闘病記を出版しておりますが、日本語に訳しますと、
「私はガンになったことを天の神さまに感謝する」
というタイトルです。

ガンは病院で手術を受けたからといって治る
と断言できる病気ではありません。
長い間、体が汚染され、免疫力を失って
ガンになっているわけですから、
ただ死を恐れるのではなく、一生涯をかけて
ガンと共に生きる・・・そう考えれば、自ずから道が開けてきます。
さらに「今天是我生命的第一天 也是我生命的第二天」
つまり、今日一日を悔いなく過ごしていくことを
治療だけでなく、処世の第一と考えていきましょう。
身も心も魂も向上させる心がけです。
日々、感謝を忘れずに、
ガンとゆったりと共生する道を歩んでください。


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2006年11月2日(木)

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