元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第1531回
世界のホリスティック医学事情

ガンとは「人間」の階層の生老病死の
全てに関わる病気ですから、
その下の階層である「臓器」の階層を診るだけの
西洋医学には限界がある――、
西洋医学と代替療法の統合が新しいガン治療だといっても、
ただ双方を足し算するのではなく、
積分、つまり、双方の医学を解体して、
新しい体系医学を作るものだ――、
10年前に、日本ホリスティック医学会が作られまして、
現在2200人の会員を要し、研究が続けられている――、
「いのちの可能性を生かすホリスティック医療の時代」
という、帯津良一博士による講演の抜粋紹介の続きです。

      *

というわけで、この20年、中国医学だけでなく、
欧米で開かれる医学会、病院視察、大学受講を
毎年のように繰り返し、海外でも
ホリスティック医学の研鑽を積んでまいりました。

●サンフランシスコ州立大学を視察したことがあります。
ここには100日間で代替療法を習得できるプログラムが
あるというので出かけました。
この大学のメアリー・べス・ラブ教授は
「100日間で代替療法を覚えようというのではなく、
ホリスティックな世界観を見つけて欲しい」という言葉には
感動したものです。

●ロンドン・スピリチャル・ヒーリングという手かざしで
治療する専門病院にも行きました。
内科医のほかにヒーラー(治療師)がいて、
宇宙の根源に「パワーを下さい」と祈り、
受ける側は気を貰って丹田に溜める・・・、
また、カルテに気を入れる医師もいたり、
日本の大病院では考えられない治療を施すのですが、
さすが、大英帝国です。ここの治療も保険が利きます。

●ロンドンにある、ロイヤル・ロンドン・ホメオパシー病院は、
西洋の漢方薬とも言われるホメオパシー療法の本拠ですが、
あらゆる代替療法も行っています。
玄関には「この補完療法には保険が利きます」
と書いてあるのが印象的です。
ここの女医さんが「ガンほどミステリアスなものはございませんね」
「だから、治療は本人がいいと思うものをやったら、
可能性が出てくると思うのです」
と、しみじみ語っていたことに感動して、
日本に帰ってから、私も講演で
ここの話をよく使わせてもらいました。

このほか、英国のケンブリッジの代替療法大会、
グラスゴーでのホメオパシーの勉強、
エーゲ海にあるジョージ・ミソラポスさんのホメオパシー学校や
ドイツのシュタイナー病院も訪問、
また、アンドルー・ワイルさんの雑誌の
発刊パーティにも招かれて、
アメリカへも飛びました。

ともあれ、いまは、健康生成論や病院論を超える、
もう少し上を目指した、生命エネルギーをめぐる
さまざまな医療の統合が待たれています。
「からだ、こころ、いのちの統合」「治しと癒しの統合」
「医師と患者の統合」「治療と養生の統合」「生と死の統合」…。

そして、フランスの哲学者・ベルクソンがいっている
「エランビタール=生命の躍動」、つまり、
一人一人が、心にトキメキを持つときに
内なるいのちが、天の大いなるいのちと繋がって、
歓喜に満ち溢れる――、
この発想が「いい生命の場を作る」ホリスティック医学の真髄だと
私は確信し、さらなる上の統合医学、
ホリスティック医学の実現を目指してまい進しているわけです。


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2006年11月5日(日)

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