元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第1559回
「気がつけばあなたもガン」

12月10日発行の
新刊拙著「ガン延命学新書
〜希望こそ良薬 あきらめは毒薬〜」

(関根進・著 書斎屋・刊 定価900円・税送込)の話の続きです。

この本は、タイトルの通り、大きさは新書版。
総頁280ページで、本文は漫画のイラスト入り。
巻末付録には「いのちの情報手帖」「いのちの患者手帖」
「いのちの家計簿」という、
書き込み式の「いのちの手帖」がついていますから、
使い勝手もよいはずです。
まさに患者のために役に立つ、面白くて為になる
「いのちの手帖・新書版」だと思っていますので、
興味のある人は読んでみてください。
但し、一般書店では販売しない直販方式ですので、
お手数でも、購入方法については、別掲のように
スローヘルス研究会宛、
以下のメール・アドレスにお問い合わせ下さい。
sekine@9393.co.jp
(*購入希望者への郵送は12月12日ごろになります)

では、なぜ、この「ガン延命学」本が、いま必要なのか?
本書の【まえがき・メッセージ】の続きをもう少し紹介しましょう。

               *

●気がつけばあなたもガン

ところで、病院内の「医療事故報告」は、
やっと、2004年10月から改正医療法施行規則に基づいて
主な医療施設に義務づけられましたが、
こうした情報を聞けば聞くほど
「医師は神様」「病院は天国」などと妄信はできないわけです。

ガンというと、欧米の医療制度に
ひたすら追従(ついしょう)する治療法や
薬の「エビデンス(科学性、立証性)」が
信頼基準として声高に叫ばれていますが、
そのモノサシすら、いまや疑問視されているといっても
言い過ぎではないと思います。

医療事故の証拠をそろえて、
警察に届け出たり、係争するケースも増えていますが、
その患者さん本人と家族の精神的、
経済的な負担は計り知れません。
ちなみに2005年に全国の警察に届け出があった
医療事故・事件は214件。
刑事事件として立件したのは91件だそうで、
事件数では1997年の10倍以上という高い水準といいます。
いまや、長寿災難とは「明日はわが身」の問題です。
「気がつけばあなたもガン」ということになりかねません。

しかし、「手術を終えれば知らん振り」といった、
いわば「切り捨てご免」のマニュアル式の治療では、
ガン生還はもとより、
元気で長生きの持続的な延命力は得られないと、
多くの患者と家族が気づいてきたようです。
まるで、患者を壊れた機械のように扱う、
3時間待ち3分間治療、
ますます患者実態とかけ離れていく医療システム――
これではガン患者の難民化は増大するばかりです。
「機械のように臓器修理する」のではなく
「ヒトのいのち丸ごとを診て欲しい」・・・
これからは、患者と家族が意識を変えることによって、
病院と医師の覚悟を変えさせる時代です。

そして、患者学に立脚した「スローヘルスな延命学」=
温和療法を身につけることが、いのちの時代の緊急課題でしょう。
患者自身が家族と一緒になって、
なんとしても、次なる人生設計を創る=
創造的延命学(スローヘルス患者学)の時代だと考えましょう。
ガンはあきらめたら負けです。
ただ病院任せにしていたのでは第2の人生の扉は開きません。


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2006年12月3日(日)

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